友達が死んでしまった
突然のことだった
青春時代を共に生きた
かけがえのない親友だった
こんなことになるのなら
ああしておけば
こうしておけば・・・
俺は一体何をやっていたのだろう?
長く会わないままでいようとも
互いに忘れたことは無い
「そのうち会えるさ」
信頼し合う相手であればあるほど
そんな風に高を括って
気がつけば取り返しのつかないことになってる
許し合える相手であればあるほど
大きな後悔は痛手となり
心の奥底に渦巻いて
何もかも飲み込んでしまう
こんなとき
悲しみとか
苦しみなんて言葉で言い表せぬ想いを
いちばん語りたいのがおまえだったんだよ?
おまえはもういない
もう何も届かない
俺はただ手を合わせるのみ
おまえにではなく
俺自身の後悔に向けて
おまえに言いたいことがひとつある
俺はこれから
ひたすら後悔の無いように生きたいと思う
おまえが去って後悔だけが残った
そんな間抜けな自分を
二度と見たくない
二度と見せたくないから
いつか俺がそっちに行くまで
首を長くして待ってろ
俺のこの最後の後悔を
冥土の土産に持って行ってやる