とても良くやってくれた。これ以上どころか、かつて無いぐらいの働きぶりだ。山際の大臣としての功績は大きいぞ。

 

 

「もちろん説明責任は果たしていかなければならないが、閣僚はより一段思い立場だと思っている。実際に会合に何度か出席をしたことで当該団体に信用を与えるような結果になってしまったことは深く反省しているし、これからはそういったことがないようにやってまいりたいと申し上げてきた。そういう意味では、私が国会議員として法に触れるようなことをやってきたわけではないので、国会議員の活動は信用を取り戻すために続けたい

 

山際のこれまでの振る舞いを言葉で表現するならば、「厚顔無恥」の一言である。周りで見ている者は皆、コイツの有り様を少しの例外も無く「恥ずかしい」と感じているはずなのだが、当の本人に限っては「マジ記憶無いんすけどー。」で居られてるのが尋常じゃない。

 

そして何より、この1ミリも恥ずかしげの無い頑張りをここまで何週間もの間続けて来て、もはや「お前わざとやってるだろ?」と言う程に岸田内閣の支持率を下げまくったという事実。それこそがこの山際という人物の最も特異な点だ。これほどに「党の足を引っ張った」者がかつて存在しただろうか?

 

が、しかし、だ。 

 

にも関わらず、だ。

 

岸田が山際を更迭する気もなくここまで引っ張って来たのは一体何故だったのか。

それを問いただせば自民党という組織が如何に陳腐な組織であるかが自ずと解るはずだろう。これ程の「どうしようもない人物」でも、必死で守らなければならないような組織なのだ。

 

守って守って守り通した挙句、結局辞任に追いやられた。国民のストレスを目いっぱいまで高めるのに充分な時間を費やした。山際と岸田の連携プレーはまさに「自民党をぶっ潰す」勢いであり、加えて山際のスタンドプレーがもたらした「自民党の陳腐感」の増幅は目に見えて稀有な功績だ。本当に良く働いたとしか言いようが無い。マジでご苦労さん。

 

唯一の問題を挙げるとすれば、果たしてコイツらにその認識が有るのかどうかだ。