今日は三連休の中日の土曜日です。
今日は午前中、久しぶりに雛人形を出しました。
現在二十歳(大学2年生)の娘が生まれた翌年(2月生まれなので初節句の3月には間に合わなかった)に、私の実家から贈られたものです。
去年、一昨年と、子供たちの受験やら短期留学やら手術入院やらとバタバタして(言い訳)、出していませんでした。で、3年ぶり。
3年前までは、ちゃんと出していたんです💦
娘と2人暮らし(夫海外、息子県外)でも。
今日は夫と2人で出しました。
夫は出す人、私は並べて飾る人。細かいパーツも色々あり、小一時間程度かかりました…。
実家から贈られた時は、雛壇はもっと白かった。無垢の白木なので、色が濃くなっていることに月日の流れを感じます。
人形その他には変化はなく、ホッとしました。出すの、3年ぶりだから💦
この雛人形は、リビング横の和室の床間に飾っています。全体はこんな感じ。
ゴチャッとしていますが、お気になさらず♪
掛け軸は息子(現在23歳)が生まれた時に、実家から贈られたもの。男の子が生まれると天神様の掛け軸を送るのが当地(北陸)の風習のようで。
私の実家は違う地方(静岡)です。私は里帰り出産しなかったので、息子が生まれ退院した後、実家の母が来た際に、義実家にその風習を聞いて、一緒に買いに行きました。選んだのは、結局私でしたが…。
天神様の掛け軸は、年末からお正月明けまで飾る風習らしいのですが、我が家はもうずっと飾りっぱなしです。
5年前の子供達のダブル受験(高校と大学)の年に、合格祈願もあってお正月の後もしまいませんでした。
そのまま学業成就と、娘の大学受験、息子の就職試験ということを言い訳に、結局5年間出しっぱなしです。ま、いいか💦
雛人形の後ろの左のガラスケースは、これまた息子が生まれた際に母方の伯父-叔父たちから連名で贈られたもの(破魔矢的なもの?)で、右側は私の兄と姉の連名で贈られたもの(本当は5月人形の一部?)です。
よくわかりませんが、私の実家の地方(静岡)では、やたらと人形を送る風習があります。
私や姉は、結婚して実家にはいませんが、実家は今も毎年、雛人形を飾っています。
こちらは、飾ったよ〜と、兄が送ってくれた昨年の写真です。
8畳の和室の左側に7段飾り、右側に天神様とガラスケースの人形(3段の台座は、父の手作り)。
7段飾りは、姉が生まれた時に母の実家から贈られたものです。50年ほど前によくある感じ。
で、問題は右側です。
最上段に天神様。静岡では昔、男の子に5月人形を贈る風習はなく(鯉のぼりだけ)、3月に贈られた天神様を飾っていました。
実家の天神様は3体。
最上段の平和的なお顔(失礼?)の1番大きいのが兄のもの、その右横の小さいものが叔父(現在76歳)のもの、中段の真ん中の大きさのものが父(現在81歳)のもの。
ガラスケースの色々は、兄や姉が生まれた時に親戚からそれぞれ個別に贈られたものだそうです。
中段左から、ヤマトタケルノミコト、誰か忘れた(八幡太郎義家だったか誰だったか…)、下段左から藤娘?、牛若丸、弁慶。たしか。
子供の頃聞いたので、うろ覚えです。この何十年、実物を見ていないし。
金太郎のガラスケースもあった気がしますが、気のせいだったか…。
ヤバいのは、弁慶のガラスケースの上にある人形です。
大正時代の人形です。
お雛様は私の祖母のもので、お内裏様のような人形は祖父のもの。古い型の天神様かもしれません。今回調べたら、静岡の天神人形の風習は、幕末まで遡るそうなので。
祖母は4姉妹の長女(総領娘)で、祖父は婿入りした人でした。婿入りの際に、この人形を持ってきたらしい。本当かな〜?
祖母は15年ほど前まで存命(享年90歳くらい)でしたが、祖父は30代で亡くなったそうです。婿だったので招集令状の順番は遅く、終戦時は八丈島で訓練中だったとのこと。でも、自宅に戻って割とすぐに、病気で亡くなったそうです。
私は祖父を、遺影とこのお内裏様でしか知りません。遺影の祖父は、三揃いを着た立ち姿の、若々しいイケメンでした。モノクロの写真は3割増に写る(当社比)。
このほかに、実家には木目込の立ち雛が一対ありました。私がとても気に入っていたものだったので、結婚する時に実家から譲ってもらいました。
現在は、私の自宅に眠っています。娘が生まれる前まではそれを飾っていましたが、生まれてからはしまいっぱなし…。
どうなっているか、ちょっと怖い。
さて、3年ぶりにせっかく飾ったので、メールで写真を実家の母に送りました。
丁度、バイトの予備校に行くために支度をした娘が自室から降りてきたので、一緒に写真を撮りました。
先日ショートカットにしたら、中学生みたいだと思っていましたが、スーツを着たら、それなり。あ、髪型はきっと、娘の好きな長澤まさみさん風なのね〜。
しかし、娘が巨人に見える!
手前に座っているのもあるけれど。155cmなのに…。