娘はなかなか難しい。


赤ちゃんの頃からなかなか気難しかった彼女。途中からは、割とおっとりとおおらかに育ってくれたと思っていました。


が。習い事のバレエで揉まれる中で、おおらかさが徐々に失われていきました。


そして中2の時に、反抗期とダイエットが一緒になって始まりました。155センチ42キロだった娘。もともと細めなのに、友達と身長体重の話になった時、自分は太いと思ったらしく。っていうか、友達が盛って(重さ的には盛るの反対)3キロほど少なく言ったのだと思います。その子の方が、娘より軽くはなさそうな外見だったから…。


私がどんなに太っていないと言っても、娘は信じてくれませんでした。反抗期のため、親より友達を信じていました。友達が嘘を言うとは思いもよらず。そして、もともと努力家の娘はダイエットにのめり込んで行きました。1番痩せていた時は37キロでした。とってもとっても気難しくて、カミソリか尖ったガラスのようでした。


私は、毎日毎日、必要カロリーの話と摂取カロリーが少なすぎる話をし、言い聞かせ、娘が食べられそうな食事を考えていました。

でも、どんなに言っても少ししか食べず、私に当たり散らす娘の相手をしているうちに、私も食べられなくなりました。娘と同じような体格だった私も2キロ程減り、40キロを切ってしまいました。


結局、受験でバレエを休み、バレエとその友達から距離を置いたことで、徐々に食べられるようになりました。打ち込む目的が勉強に変わったので。


あれから5年。コロナで高校が休校中に一度食べられなくなった時期はあったものの、何とか娘の体重は元に戻り(42キロ)ました。

が、生理は自然には来ません。中3から婦人科に連れて行き、4年間ホルモン治療をし続けています。


今でも娘は、炭水化物を食べることにどうしても警戒心があるようです。

私は、娘の食べる量が少なかったり、極端に痩せている女の子を見ると、胸がキューッとなります。当時がフラッシュバックするのか、動悸がします。バクバク。私も辛かったんだなあと受け止めています。



 


娘は今日、短期留学から戻ってきます。先程成田に到着したとLINEがありました。約2週間でしたが、色々と感じ学べたでしょうか?

迎えに行って話を聞くのが楽しみです。