問題

5で割ると3余り、9で割ると2余り、14で割ると6余る整数をすべて求めよ。

 

検討

前回の記事「百五減算・中国剰余定理 2変数の場合」と同じようにして解けるが、

求める自然数Nを  とおくのはうまくない。

のようにbもcも残ってしまう。

そこで  とおく。

 

解

5,9,14のどの2つも互いに素だから、求める整数Nは、整数a、b、cを用いて

と表せる。宇宙人

 

宇宙人「百五減算・中国剰余定理 2変数の場合」で使った理屈を2回使う。

まず、9×14と5は互いに素だから、任意の整数Nに対して

 となる整数a,Mがある。

次に、9と14は互いに素なので、その整数Mに対して

 となる整数b,cがある。
 

Nを5で割って3余るための条件は

よって、Nを5で割って3余るための条件は、

ℓを整数として  と表せることである。

 

同様にして、

Nを9で割って2余るための条件は、

mを整数として  と表せることであり、

Nを14で割って6余るための条件は、

nを整数として  と表せることである。

 

以上より条件を満たす整数Nは

ここで、ℓ,m,nは任意の整数であるから、求める整数は

問題

9で割ると2余り、14で割ると6余る整数をすべて求めよ。

 

解

9と14は互いに素だから、求める整数Nは、整数a、bを用いて

と表せる。宇宙人

 

宇宙人Nがどんな自然数であったとしても、うまくa、bを選べば、

と表すことができる。

実際、これをaとbを未知数とする不定方程式と考えて解けば

そのようなa、bを見つけることができる。

解く過程で9と14が互いに素であることを利用する。

 

Nを9で割って2余るための条件は

(3行目から4行目は両辺2倍した。)

よって、Nを9で割って2余るための条件は、kを整数として

と表せることである。

 

Nを14で割って6余るための条件は

よって、Nを14で割って6余るための条件は、ℓを整数として

と表せることである。

 

以上より条件を満たす整数Nは

ここで、k、ℓは任意の整数であるから、求める整数は

正弦の加法定理

を証明します。微分を使います。

 

<証明>

のとき、加法定理の右辺は

と書ける。

であるから、Fはαについて定数関数であり、

これは任意のcに対して成り立つから、示された。