サン・サーンスの交響曲第3番は『オルガン』と呼ばれる。

 

交響曲の中には、名前が付いているのがある。

小さい頃は純粋に、『運命』や『ジュピター』は、作曲者がそれを表現しようとしたのだと信じていたので、

楽器の名前が付いてるとはどうしたことか?と思った。

サン・サーンスは、交響曲で「オルガンという楽器」を表現しようとした・・・

さすが、サン・サーンスは、目の付け所が違う!

 

当時聴いていたCDは、サン・サーンスのオムニバスで、

『オルガン』は、最後の方(第4楽章?)だけしか入っておらず、

いきなりオルガンの和音で始まる。

 

オーケストラが舞台を準備する。最終楽章にふさわしく対位法で。

そこにオルガンが乗る。

ピアノにタッチして、ちょっと水の中に潜る。(水族館?)

さりげないオルガンも素晴らしい。

そしてオルガンがメロディを弾く。

オーケストラの他の楽器たちとは明らかに異なる、塗りつぶしベタ塗り。

メロディというか、コード進行みたいだけど、熱い!

オーケストラは、偉大なるオルガンを引き立てる。ちょっとオーバーなのがいい。

 

また対位法。ティンパニも参加。

ここにも、さりげないオルガン。

オーボエソロからは、オーケストラが主役。オルガンは脇役に徹する。

いろいろあって、

最後加速します。

 

結局、オルガンは、あまり難しいことをやっていないような・・・

もっと派手なパッセージとか弾いてほしいのう。

協奏曲じゃなくて交響曲だから?オルガンにはそういうの向かないから?

 

しかしまあ、サン・サーンスの音楽は趣味がいい。

 

(おわり)