「pならばq」型の命題には、「逆」「裏」「対偶」がある。

逆 :qならばp
裏 :pでない ならば qでない
対偶:qでない ならば pでない


「逆」はわかりやすい。「逆は必ずしも真ならず」とか言うし。


「対偶」も証明でよく使うのでそのうち慣れる。
それに、日常的な例もある。

「犯人ならば3時に台所に居た」の対偶をとると
「3時に台所に居なかったならば犯人ではない」
となりアリバイの話になる。


ところが、「裏」はあまり出て来ない気がする。

「裏」はいつ使うのだろうか?

この度、「裏」が使われる場面を見つけたので紹介したい。


「他人を蹴落としてでも、出世してやる!
出世すれば幸せになれるからな。」

「でも、出世しないと幸せになれないの?
他の幸せもあるんじゃない?」

下線を引っ張ったところが、もとの命題とその「裏」である。
(文才がないのは見逃して。)


数学的な例なら、

ならば」だ!

じゃあ、
でないならば、とはならない」といえるか?
指数関数以外の関数には、微分して変わらないないやつはいないのか?


数Ⅲをやってない人のために、もうひとつ例を挙げる。


「四角形ABCDが長方形ならば、2つの対角線の長さは等しい。」

これは正しい。では、

四角形ABCDが長方形でないならば、2つの対角線の長さは等しくない

のだろうか?



ある主張が、他のものについては成り立たないのか検証を求めるような場面で、「裏」は登場するようだ。

では、それ以外の場面に「裏」が出てくることはないのだろうか?(これも「裏」)