~与えられた関数の定義域を求め、
どんな範囲で連続かを判定する話~
≪定義域に関する原則≫
1.多項式型
の関数は、(-∞,∞)
で定義される。
2.有理関数(分数型の関数)は、分母≠0なるところで定義される。
(-∞,-2),(-2,-1),(-1,∞)。
3.指数関数は、、(-∞,∞)で定義される。
4.対数関数は、(0,∞)で定義される。
5.正弦関数、余弦関数は、(-∞,∞)で定義される。
6.正接関数は、x≠π/2+nπ (nは整数)
7.ルート型の関数は、「ルートの中身≧0」のところで定義される。
区間については、「基礎概念」のところに
また記事を書きたいと思います。
y=ax^2+bx+cを多項式は多項式ではありません。
ax^2+bx+cは多項式です。
「y=」がつくと“関数”になり、多項式ではありません。
ここでは、“多項式型の関数”という呼び方をしています。
正式な名前はなんだったかな?
以上で、高校で出てくる基本的な関数は網羅したと思います。
他の関数は、これらの関数の組合せです。
次に、連続性についてですが、
上に挙げた関数は、定義域において連続です。
従って、1~7まですべて連続関数です。
分数型とか、tanとか、不連続じゃないのか?
と思うかもしれませんが、
不連続点は「定義域に含まれる点」の中で考えるのが前提なので、
分数型もtanも定義域において連続であるため連続関数です。
(教科書や参考書で不連続(点)の定義を見直しましょう)
最後に、どう組み合わせるかです。
<連続性と組合せの関係>
1.定義域が同じ、2つの連続関数y=f(x)、y=g(x)について
①和 y=f(x)+g(x) は連続関数
②積 y=f(x)g(x) は連続関数
④商 y=f(x)/g(x) は
g(x)≠0なるところでしか定義されず、定義されるところでは連続。
③実数倍 y=α・f(x) (αは実数) は連続関数
④合成 y=f(g(x)) は連続関数
注. 「差」を書きませんでしたが、差ももちろん連続関数です。
差が連続関数であることは、①と③からすぐに出てきます。
つまり、実数(-1)を掛けた、y=-g(x)が③より連続関数だから、
①より、y=f(x)-g(x)も連続関数です。
注. 「商」は定義域が変わる可能性があります。
y=f(x)の逆数をとってできる関数y=1/f(x)は
分母f(x)=0となるxでは定義されません。
すべてのxでf(x)≠0なら、定義域は変わりません。
2.2つの連続関数y=f(x)、y=g(x)をつなぎ合わせる
①y=f(x)の定義域が[a,b]、y=g(x)の定義域が(b ,c]のとき
で定義される関数は、少なくとも[a,b)(b,c]では連続です。
x=bでは、左極限と右極限を計算して、f(b)と等しければ連続です。
②y=f(x)の定義域が[a,b]、y=g(x)の定義域が(b+1,c]のように
定義域に隙間ができるとき、
で定義される関数は、[a,b](b+1,c]で連続です。
x=bでは、左極限がf(b)と等しければ連続です。(今の場合
y=f(x)は連続関数なので、計算するまでもなく等しいはず。)
注.x=bにおける右極限は“存在しない(つまり発散する)”のではなく、
“定義されない”というのが正しい。発散するんだったら連続ではない。
③y=f(x)の定義域が[a,b]、y=g(x)の定義域が(b-1,c]のように
は、被っている区間(b-1,b]
でf(x)=g(x)でない限り、関数ではない。
(関数は、ひとつxに対しては、yがひとつに決まらないといけないから。)
もし、区間(b-1,b]でf(x)=g(x)だった場合は、
x=b-1と、x=bで連続かどうかを調べれば、残りの点では連続。
aはb-1より小さく、cはbより大きいとした。