「なるだけ」という言葉を使う人がいる。
意味は、「できるだけ」「なるべく」と同じらしい。
高校の頃あたりから聞き始めるようになったので、
どこかの方言か、
あるいは、
「なるべく」と「できるだけ」を合体させたのかもしれない、
変な合体はやめてほしいもんだ!
と思っていた。
年がたち、いろんな人に出会う中で、
「なるだけ」を使う人は結構いるので、
どうも、方言というより、共通語としてそういう言葉が
あるんじゃなかろうかと思うようになった。
そこで、
広辞苑(もちろん電子版)で調べてみると、
「なるだけ」
はなかったが、
「なるたけ」
というのがあった。
意味は、「できるだけ」「なるべく」である。
ということは、
「なるだけ」と筆者が聞いていたのは、
本当は「なるたけ」だったのかもしれない。
勝手に、自分の知っている「なるべく」と「できるだけ」に
引き寄せてしまったのではないか。
しかし、ある時、
文章に、「なるだけ」と書いあることがあった。
これは、(単なるタイプミスの可能性もなくなないが、)
おそらく、書いた本人は「なるだけ」という言葉を
使っているのだと思う。
そうすると、
筆者の聞き間違えかと思った中にも、
「なるだけ」といっている人が結構いたのではないか。
「なるだけ」はどこから来たのだろう。
方言なのか。
「なるべく」と「できるだけ」から生まれたのか。
それとも、
「なるたけ」の勘違いなのか。