「多項式の割り算~0で割る」の続編です。
本編では、前半の具体例があることによって、
却ってわかりにくくなってしまっているので、
要点をまとめて、本編の補助とします。
--------------------------------
<本編の題材>
多項式を多項式で割ることができます。
割られる多項式をA、割る多項式をBとします。
筆算をすれば、
A=Q×B+R ・・・☆
となる多項式Q及びRを求めることができます。
演習問題などで、☆を求めた後にB=0とする場合があります。
たとえば、x^2+x+1=(x+2)(x-1)+3
を求めた後に両辺にx=1を代入すること。
このとき、Aを0で割ったことになるんじゃないのか?
<本編の趣旨>
☆を満たす多項式Q及びRを求めることを
「多項式Aを多項式Bで割る」
という。
この「割る」とはどういう操作かと考えると、
数の割り算のように、「商Qと余りRを求める」操作であると考えることもできるが、
「Aを☆のように変形する」操作であるとも考えられる。
単に変形するだけなら、0であるとかないとかは、気にしなくてよいので、
多項式の割り算を「式変形」と捉えれば、「0で割る」という問題は生じない。
あと、おまけで
筆算を使えば確実にQとRを求められるか
について書かれていますが、これは「0で割る」話に不可欠ではありません。
--------------------------------------------------------------
以上本編の要約でした。
改めて見るとこれでも疑問が残ります。
多項式の割り算を式変形だと考えれば問題はないですが、
「商Qと余りRを求める」操作だと考えてはいけない、とはいっていないので、
そう考えてもよい。
すると、また「0で割る」問題に突き当たる。