父の手術日が突然決まりまして、にわかに慌ただしく…
飛行機のチケットとったり、防寒着探しに行ったりあせる


んで、成長曲線の話。長いです…

成長曲線のことを何でこんなものを付けるんだ。日本って本当に平均が好きね。みたいな記事を時々目にして、勿体ないなーと思うことが多いので、少し真面目なお話です。

まず成長曲線は日本だけのものです。
だからあんなこと言われるのかもだけど、このおかげで例えば脳腫瘍が見つかったり、虐待がわかったりすることがあります。
「成長曲線は日本の宝!必ず大切に」
研修医の時に小児内分泌の先生から言われました。

きっと始まりは、日本の栄養状態が悪く、乳幼児死亡率が高かったことからなんだろうけど。

そして、今は少し小さめの赤ちゃんや大きめの赤ちゃんを持つお母さんを苦しめてしまっている、と…

本来成長曲線って、後から見たらラインに沿って成長していたね!っていうものであって、多少上下したからって問題ないんですよね。
だいたい6カ月くらいまででどの辺のラインにくるかがわかるので、1歳でどれくらいになるかなどの予想がつくので、小さめの子なら1歳で7kgくらい。一般的に1歳で10kgと言われますから心配されることがありますが、そこは突然成長が止まって7kgじゃなければ問題ありません。
ふうん それくらいになるんだ~ってくらいでいいんですよね。

ただ大きめの赤ちゃんの場合でも稀に病気(先天性の)が隠れていることがあって、後から色々つじつまが合うっていうこともあるし、小さめの赤ちゃんの場合は体重増加が止まってしまっていないか、ちゃんと頭囲は成長しているか、発達は順調か?こまめに受診することで、病院で医師や看護師と話すことなどでも育児ストレスが軽減されたらいいなーと個人的には思っています。(まあ ここで不完全燃焼になっちゃうこともあるんでしょうが…)
私が診ているのは小さめの赤ちゃんのことが多いのですが、NICU卒業の子でも3歳くらいには周りの子と発達も大きさも遜色ないくらいになってきます。ただやっぱり小さめの赤ちゃんって、最初は飲むのが下手ですぐに寝ちゃったり、飲みながら口の横からミルクこぼしてたり、手がかかるから、よりお母さんたちが不安になってしまうので定期的な受診が必要だと思います。(もちろん未熟児の子たちは貧血や骨などのフォローも必要です)
それでも1歳すぎくらい、歩くくらいになると、たいていのお母さんから、1カ月毎だったり、2、3カ月毎に受診して、発達や成長をチェックしてもらってよかったって言ってもらえることが多いです。
心がけてるのは、出来るだけ出来るようになったこと、発達が問題ないことを伝えるようにするということ。医学的には2カ月くらいの遅れは発達が遅れているとは言いません。例えば一般的に首が座るのは3~4カ月と言いますが、5~6カ月までに座ればいいという。(ね?けっこう余裕があるでしょう?)

要するに判断は私たちがするので、お母さんたちは、あんまり成長曲線に囚われず、思いつめずに、今の少しずつの成長を味わってほしいなぁということが言いたかったんです。

NHKスペシャルで言ってたんですけど、チンパンジーって単独で子育てするから5年に1回、子供が手から離れるまで妊娠しないんだそうです。でもニンゲンは1年に1回も妊娠出来る。これは周囲に預けたりコミュニティで育てるということをするから獲得した生殖行動なんだとか。
それだけ大変なことやってるんだもん、お母さんたちは自分を誉めてあげなきゃだなーって思ったので最後におまけで載せときます。