先日のDECOCLAY本部レッスンで制作したレリーフプレートが、やっといい感じに乾燥しました。
DECOCLAYの粘土工芸は、粘土を焼かずに乾燥させて硬化させます。
この乾燥にも技術が必要で、ただほったらかしに乾かせば良いわけではないのです。
花、葉、茎、のような植物は植物らしい自然な造形になるように、
器や小物のような人工物は端正に見えるように歪みの少ない形になるように、
それぞれ用途や形に合わせて乾燥方法にも工夫を凝らしています。
で、このプレートは数日間重しをかけてまっすぐなプレートになるように時々裏返したりしながら乾燥させました。
とはいえ…
クレイで作る手仕事の器は、大量生産される工場製品とは違う温かみが大切。
だから、丁寧に丁寧に乾燥させても、若干生じる歪み…。
これが愛らしさであり、味!なのだと思います。
狙って出す味ではいやらしさが出ちゃうけど、
どうしても出ちゃう!っていう歪みは味になると思うのです。(思おうとしているだけかな?)
今回のレリーフ制作にはDECOCLAYから新発売されるペースト状のクレイを使用しています。
漆喰のような質感に仕上がるこのクレイは、エッジの効いた表現が可能で、従来の弾力性のあるふわふわしたペーストくらいとは違い、造形作品に良い味を出してくれそうです。
新発売が楽しみです!
そろそろかな?
さてさて、このプレートはこの後、脚や縁飾りを加えてコンポートにする予定です。
どんな意匠にしようかな。