兵庫県姫路市の手柄山のために、山陽本線で手柄山平和公園駅が3月14日開業した。手柄山中央公園から2025年4月に改名された同公園には、平和資料館や空襲犠牲者のための太平洋戦全国戦災都市空爆死没者慰霊塔がある。
公園東にある山陽電鉄の手柄駅に対し、姫路駅下りの新駅は北西側の玄関として開業。主に園内のスポーツ施設への需要を見込んでつくられた訳だが、平和資料館や水族館、植物園といった文化施設もあり、姫路城エリアに次ぐ規模となっている。
播磨国風土記に「手苅山」の名で登場する手柄山は標高49.5m。山頂部には古墳時代の遺跡があったが、公園整備中に多くが壊された。平和資料館では姫路城は焼け残っても、1945年の6月と7月に姫路空襲を受けた時の被害を伝えている。
資料館の原点となる慰霊塔は全国戦災都市連盟により、早くも1956年10月26日に建立された。高谷隆太郎による慰霊塔は高さ26.75mの石の剣を地中に突き立てて不戦を宣言し、前垂には都市連盟113自治体の日本地図を刻む。側柱には1本ずつ113都市の被災記録(死没者数ほか)や戦災復興時の市長(姫路は石見元秀)の名が刻まれている。
公園としては姫路城「昭和の大修理」に合わせて1966年に姫路大博覧会を開催。この時に開業した姫路モノレールは8年間しか持たなかった短命さで知られ、車両が園内に展示されている。