学問って、なんのためにやるかと言うと、未来を予測するためなのね。この説明にはね、農業が分かりやすいの。天文学とか気象学とか、なんでやるかと言うと、農業を成功させるためなのね。そのためには、未来を知る必要があるの。農業を成功させるための、人類初のインテリジェンスと言えるのがね、カレンダーなの。社会が学歴社会になる理由はね、そのせいなのね。「農業を成功させたい→未来を知る必要がある→そのための努力が学問→学問が良くできる人は未来を予測できる→学歴社会になる」当然の流れなの。問題はね、高学歴なのに未来をさっぱり予測できない人ばっかりになってる事なの。「高学歴=未来を予測できる」その前提が高学歴が評価される理由なんだけど、その前提が崩れたら、学歴社会は崩壊するの。それは先進国が先進国じゃなくなる事なの。フーコが言ってた「私はな、張ったら当たる男が好きやねん」はね、女の本能なのね。そういう男に付かないと、女の人生は面白くならないって事を、女の本能は知ってるの。日本のトップクラスの大学がね、未来をさっぱり予測できない人材ばっかり輩出するんなら、それは「輩出」じゃなくて「排出」なの。大学の役目を果たしてないの。©洪 経世