一般に知られてる陰陽説ってLite版(簡易版)なのね。完全版(Pro版)じゃないの。Lite版とPro版の違いは、無理数みたいな決定不可能な要素と、有理数みたいな決定可能な要素のことを言ってるか言ってないか、だけなんだけど、Lite版では、その話は省かれてるの。なぜ省いてるかと言うと、今は無理数、有理数って考え方を知ってる人は多いけど(と言っても半分もいないだろうけど)19世紀までは、無理数、有理数みたいな考え方を知ってる人は、ほとんどいなかったの。そんな環境でね、決定不可能な要素の話をしてもムダなのね。陰陽説Proは高度な話だから、無理数、有理数の考え方を知らないと理解できないの。だから陰陽説Liteでは、無理数、有理数の話を省いて、男女とか、光と影とか、幸不幸とか、文系的な二極論だけを言ってるんだけど(磁石のNSの話も省いてる)昔はそれで問題なかったのね。それがね、コンピューターが発達して、AIが凄い事になってきて、AIは決定論(無理数みたいな決定不可能な要素を認めない考え方。コンピューターは決定可能な要素しか扱えない)の産物だから、AIは、あくまでも生命のコピーなんだけど、それが分からない人達が出てきたのね。「世界は全て決定されている」とか「生命はロボットと同じ」って信じる人が増えてきたの。決定論って、子供がする幼稚な考え方で、バカにされてたんだけど、学校とかコンピューターのおかげで権威を持つようになったのね。でも決定論って根本的に間違った考え方なの。だから決定論を信じるのは危険な事なの。陰陽説Proを使えばね、決定論は簡単に破壊できるんだけど、でも、たかが決定論者にね、わざわざProを使う、大人げないかなと、思ったりするのね。もしね、本当にね、陰陽説Proを今の人類は必要としてるんならね、今の人類って、かなり重症だと思う。©洪 経世