それ聞かれた事が何回かあるけど、そんな贅沢なモンないよ。そんな贅沢な遊びをやってる余裕もないしね、あいつも俺も(やりたいとも思わんわ)。分かってるのは、今はマジで、あいつは俺を頼ってる事と、俺は凄いバカだって事かな。女の社会の事は知らないんだけど、とにかくアゾォは、とんでもない厄介事に巻き込まれてて、それを俺がなんとかしないといけない。あのアゾォでさえ解決できない問題を(アゾォは世界最強の予知能力者)俺が解決しないといけないの。生まれてこなけりゃ良かったってのはコレだろうな。恋愛なんか、そんな高級な遊びをやれる上等な身分じゃないの、俺もアゾォも。貧乏暇なしなの。©洪 経世