元に戻らなくなる危険性があるから、やらない方がいいんだけど、言わない方がいいような気もするけど、でも、それをやってる奴等っていっぱいいるのね。そいつらに対抗するために俺は凡人天国を書いてるわけだから(第一回を見てね)もうヤケクソで言ってやるかって思って、その方法はね、選民意識を持つ事なのね。選民意識(自分は特別な人間だと思う事)を持てば覚醒剤と同じ効果がある。言葉って使い方で覚醒剤になるのね。マイナス反動(落ち込み)も覚醒剤と同じなんだけど、タダで覚醒剤が使えて、しかも絶対に逮捕されない。思想の自由は基本的人権だから。この方法の危険性はそこにあって、タダで、いつでも、どこでも手に入るもんだから、物質の覚醒剤以上に依存性が高いんだな。マイナスの反動が出たら更に強力な選民思想を考えて回復させればいいんだけど、それをやるとマイナス反動がたまって濃くなっていく。その濃くなったマイナス反動を抑えるには、もっと強力な選民思想が必要になる。濃くなったマイナス反動って異次元の恐怖感で、息も出来ないくらいになる事もある。本当に「ワラにもすがる」ようになる。思想だけで防げないと、物質の覚醒剤を使うようになるわけ。それが選民思想の成れの果て。選民意識を捨てれば(凡人意識を持てば)元に戻れるんだけど、バクチと同じで、選民思想でいい思いをすると、凡人が無価値に思えて戻る気になれなくなる。物質の覚醒剤と言葉の覚醒剤と、どっちが危険かと言うと、圧倒的に言葉の覚醒剤。©洪 経世