無宗派とは言え


一通りの行事を


終えた


それでもまだ


母が亡くなったとは


思えず


骨壺と一緒に


帰ってきても


母の部屋を片付けに


忌引きの間


実家に通っていても


信じられなかった


母は仕事に行ってるだけ


生前退職したら


家の片付けをしたいと


言っていた


私は母の


手伝いをしているだけ…


そうとしか考えられない


遺影は


うちの子どもたちの


七五三での写真を


使ってくれたが


笑っている母の


遺影を見て


「来たよ」と


挨拶しても


いまだにしっかりと


手を合わせる気に


ならない


手を合わせて


黙祷すると


本当に母が


いないのだと


実感せずには


いられないから


お線香を焚いても


手を合わせたくない


気持ちが勝ってしまう