なかなか呼ばれない
病院は待つ所の方が多いから
なんて言いながら
3人掛けのベンチで
間に荷物を置いて
少し離れて座る
父母の背中をみながら
ようやく呼ばれた
結果…
ステージ4bだった
一番悪いやつ…
家族の中で一番勉強家で
自身もガンサバイバーの姉から
こんなことを聞いてほしいと
言われたことをメモして
医師からの返答を
書き込めるように
バインダーにセットして
準備万端のつもりで
話を聞き始めた
胃カメラの結果とCTの結果
先生
「最初に発生したガンの腫瘍はここ
胃の近くにもあるこれも腫瘍
そして肺、肝臓、遠いリンパ…
遠隔転移があります」
転移があることが話に出た時点で
初期であることを期待し
想定してた質問は
全部聞けなくなった…
腫瘍部分の細胞検査も
出してくれたらしく
日本人にはタイプとして
珍しいもので
手術は出来ないらしい
…手術が出来ない…
話の途中だったから
聞き逃すまいと思いながらも
途中放心してしまった…
先生
「腫瘍が放射線と抗がん剤の投与で
小さくならなかった時の為に
胃瘻をするため
の穴を開けたりするけど
その穴を開けるところにも
がん細胞がいるので
開けたところで
がんが成長したら
穴が広がるので
胃瘻は出来なくなります」
つまり胃瘻をする選択肢は
ほとんどない
…胃瘻も無理…
先生
「腫瘍が小さくならなかったら
ステントを入れることも
出来ますが
放射線と抗がん剤したあとは
血管が弱くなるから
ステント入れたら血管が
破けるかもしれない」
…破ける可能性があるなんて
出来ないと言うてるのも同然…
先生の話は父のガンを知った時よりも
ショックだった