おはようございます。木村です。
ところで、日本での教育について、日頃感じる事はありますか?
私は、個人的には日本には、日本の教育の良さがあると考えています。海外でも、あぁ、日本で教育を受けた人だったらこう考えてこう行動するなあ。日本人ってすごい!!って場面が良くあります。
しかし、こうでなくてはいけない。
という必要はないのです。
色々な選択肢があり、それぞれ合うスタイルを試したら良い。育児においても、自分の生き方においても、私はそういう広い視野を持ちたいと常々思っています。
ニュージーランドには、日本とは違った教育がなされています。個性を尊重し、伸ばす「テファリキ」という教育カリキュラムがあり、全ての幼児施設でそれを元に教育がなされているのをご存知ですか?
▪️「テファリキ(Te Whāriki)」とは?▪️
・1996年に導入された、国の教育カリキュラム。
・子どもの自由意思、個性を尊重し、教育者はサポートする。
・集団行動を強制せず、やりたいことをじっくりやらせる。
・危ない遊び(大工遊びなど)なども安全を確認し見守り、挑戦させることを通して成長を見守る。
・ラーニングストーリーというものを卒園時に渡される。それには子どもがチャレンジしたこと、成長、友達との関わりなど、写真付きで記録されている。ネガティブな事は一切書かず、肯定的な内容であることも特徴。
以下の4つの原則と5つの要素がベースとなっている。
4つの原則
1.子ども自身が力を付ける(Empowerment)
2.子どもだけでなく総体的な成長(Holistic Development)
3.家族と地域の中で育つ(Family and Community)
4.さまざまな関係をつなげる学習リレーションシップ(Relationships)
5つの要素
1.子どもの健康と幸福(Well-being)
2.子どもの学び(Contribution)
3.体験による探求(Exploration)
4.子どもの個性と性格(Belongings)
5.対話力・発言力(Communication)
テファリキとは、マオリ語で「敷物(ござのような物)」を意味し、一本一本の異なる草が縦横重なって、一枚の敷物になると言う意味が込められているそうです。つまり、多種多様なバッググラウンド(人種、宗教、哲学、身体的なこと、ニーズなど)の異なる一人一人が社会を作っていくと言う意味なのかな、と思います。そういった色々な人がいるニュージーランドだからこそ、それに合わせた教育が生まれたのかもしれませんね。
ニュージーランドでは、例えば、学校でのスポーツの時間。好きなスポーツをして良いですよ。という時間があるそうです。生徒は、各々好きな場所で好きなスポーツをやるそう。サーフィンするためにビーチに行ったり、乗馬をしたり。とにかく自分で決めて、自分でやれば良いそうです。
ひょえー。
どうしたら良いのか私だったら困っちゃいます。笑
さあ、みんなで並んでラジオ体操やりましょう。とかの方が慣れています。
でも、そういう教育を受けているうちに、自発的な興味の持てるものが出てくるのかもしれませんね。興味深いです。
話がそれましたが。
とにかく。日本だけでなく、親子で海外の教育に触れる事で、新たな視点が得られる事や、視野が広がる事も親子留学のメリットの1つではないでしょうか。
ニュージーランドの教育に興味がある方、ニュージーランドの教育の魅力。えり子・マクリーン先生に直接お話しが聞けるチャンスです。予約受付中です。(11/5まで)
↓