本日もブログ『Ω…建築萬紀行…Ω』のアーカイブをお届けします。

 

 

 

 

 

 2008/12/22 

 

№936_建築プレゼンテーション(2)

 

 

私の場合、建築のプレゼンテーションと言えば、ほとんどの場合、建築パースを指します。模型もサラリーマン時代には作りましたが、独立してからは作成したことがない。
理由は簡単。目が疲れるから。。。

というのは冗談(でもないですが。。。)で、凝り性だし、整理整頓できないので、模型を作り出したら仕事場に足の踏み場所がなくなると思う。
っで、もっぱら建築パースでパソコンの中だけで片付けるようにしている。
先日も書いたように、当初は建築パース専用CGソフトのVIZを導入しましたが、あえなく挫折。
それでも、数点のパースは作成したので、まずは某ごみ処理場のAutoCADモデリング画像をご覧ください。


★2004年:某ごみ処理場のモデリング

 

 

上記はAutoCAD2009のコンセプト画像をスナップショットしたので、当時はAutoCAD2005とのはずですから、これだけのモデリングは大変でした。


★2004:同施設のVIZによるレンダリング
 

 

これまたギラギラした感がぬぐえませんが、まぁ、当時はこんな感じでした。


★2004:同施設のAutoCAD2009によるレンダリング
 

 

当時のデータをAutoCAD2009の「上空」でレンダリングしてみたら、何となくスッキリしていていい感じですね。


★2004:同施設のAutoCAD2009によるアニメーション


最後にアニメーションを貼付しました。
AutoCAD2009でもここまでできるというだけで、プレゼンテーション時には頼もしい限りです。是非、皆さんもトライしてみてくださいネ!

 

[マジカルメーカー終了のお知らせ]

 




ちなみに、上記のデータは立面図の作図用に制作した3Dモデリングを、後日、3Dの練習で作ったので、お仕事ではありません。
立面図の作図でここまでするか?って言われそう。。。。

 

 

 

 

 

 

 2008/12/25 

 

№937_久々の確認申請

 

 

数年ぶりで、自分の事務所名を代理人として確認申請を受け付けてもらえました。

数年ぶりと書きましたが、以前の確認申請は、例の姉歯事件直前のお寺の本堂。それ以降、大幅に様変わりした改正建築基準法の下で確認申請を出したのは初めて。
申請図書が大きく様変わりしてパニックも起きていたという話は聞いていましたが、もうそれも過去の話で、かなり以前の雰囲気に戻っていました。

規模も小さい事務所ビルなので、特に大きな問題ははらんでいないと思いますが、確認を受理して頂けるまでが大変でした。
まあ、スッキリ問題なく設計業務が終わったということは、私の建築設計人生ではなかったので、いつも通りでしたが。。。(笑)

さて、現在取り組んでいる設計画面を載せます。
今回の物件も三次元で設計しています。フレームは構造仮定断面が出ていないので、ひとまず適当。鉄骨3階建て某施設です。
これ以上は施主の同意が必要なので、今後はアップできないと思います。
はてさてどういうデザインになるか楽しみ。。。

 

 

 

 

 

 

 

 2008/12/28 

 

№938_2008年を振り返る(お仕事関連)・・・

 

 

昨年も「今年を振り返る(お仕事関連)・・・」と題して12月26日に日記を書いています。毎年一年間を振り返ることによって、翌年のビジョンを考えて見たいと思います。


★建築設計編

今年も多くのクライアント(事業主、工務店、設計事務所の方々、出版社)に支えられ、なんとか一年間仕事が切れ目なく続きました。
一年中忙しく仕事をさせていただき、感謝しております。

ところが、11月くらいから極度に冷え込んだ不況の煽りが、じわじわとにじり寄ってきています。今月もつい10月くらいまでは仕事が3,4つ並行して動いていたのが、パタッと終わって、気がつけば残務業務のみになっています。単に仕事がはけたと喜んでいられる状況ではないことが、分かってきました。
年末のご挨拶回りの際、多くの客先で聞かれた話に、ずっと追いかけて来た事業がストップするかもとの予測が一番多かった。私のような下請け、孫請けの設計事務所では、大本のお客さんの動向は読めませんが、やはり自動車メーカー関連のお客さんもいるので、たちまち事業継続が立ち行かなくなっているようです。
この不景気はとっくに冷え込んだ関西の建築業界はさほど影響を受けないとばかり高をくくっていましたが、そうじゃなかったようです。来年はますます厳しい状況になることを覚悟せねばいけなくなりそうです。

さて、今年の業務分析をしてみる。

①設計業務数:昨年:27件→今年:18件《9件激減》

②直接設計請負数:昨年:2件→今年:2件《同数》

うーっむ、たいしたデータではないが、上記の比較はほとんど無意味です。
直接請負という視点で見たとき、昨年の2件はどちらも企画倒れでしたが、今年の2件はどちらも設計完了し、片方は確認申請も出しました。姉歯耐振偽装後初めて出す数年ぶりの確認申請だったので、いろいろ戸惑いましたが、何とか年内に受け付けていただけました。
仕事の性質という点では、大雑把に言って、今年は去年までの某メーカーの下請けから工務店の下請けにシフトしました。まだ多くの仕事は実っていませんが、かなり面白い設計をたくさんさせていただいたと感謝しています。

さて、来年へとどう繋げるかですが、やはりこの未曾有の不況がどう影響するかによって、予測の立てようが変わりそうです。ちょっと不安な要素が多いのが現実ですが...


★AutoCAD関連

昨年秋出版させていただいた『AutoCADではじめる3Dモデリング&レンダリング』も地味にですが、売れているような感じです。
建築設計者でAutoCADのレギュラー版を使っていて、三次元に興味があるというチョーニッチなシェアの割に、そこそこ健闘していると言えるような気がします。

AutoCADの3Dは決して使いやすいとは言い難いでしょうが、何と言っても使い慣れたAutoCADで三次元のモデリングやレンダリングができるというのが最大のメリットです。私も頼まれもしないのに、AutoCADレンダリング画像をどんどん事業主に提示し、概ね好評でした。
来年は制作リスクを伴いますが、もう少しアニメーションも作って行きたいと思っています。しかし今のPCではきついかな。。。。


★今年のブログ総括

私のブログ『Ω…建築萬紀行…Ω』をよく読まれている読者の方はお気づきのことと思いますが、AutoCAD関連の記事が多くを占めています。
本当は建築の話も書きたいのですが、施主の方々にご了解を頂かないと書けない内容も多く、当たり障りのないAutoCAD記事に走ってしまいます。
しかし、曲がりなりにもAutoCAD解説本を世に出してしまった責任もあるので、こちらもまた無責任はことが書けないと躊躇しAutoCAD関連の記事も若干減っていると思います。

以前は毎日ブログ更新を目標にせずとも、ほぼ毎日日記を書いていましたが、最近はやや躊躇しながら日記を書いている自分に気がつきます。もう少し適当に愚痴のオンパレードで社会のこと、政治批判とか書きたいのですが、せいぜい貧乏性の私に書けるのは地デジ批判程度でした。

さて、来年はどうするか?
今の所、今年のペースで、やや戸惑いながらも仕事のこと、AutoCADのこと、社会のプチ怒りなどを、そこはかとなく綴っていきたいと思います。
そんなこんなのブログですが、来年もよろしければ立ち寄っていただき、批判や共感のご意見をお寄せいただければ励みになると思います。

では、来年もよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 2008/12/29 

 

№939_祝10000ヒット!

 

 

自分で踏んじゃったのかな?

 

 

 

と言うわけで、来年もよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 2009/1/5 

 

№940_お正月には・・・

 

 

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。


ブログとは個人の日記である以上に今更言うまでもなく、私、”堀川裕己”という人間のありのままを知っていただける公開の場ですし、なるべく恥ずかしくない内容の日記を心がけていますが、多くの方のご声援の中で真っ二つに割れた意見をよく聞きます。

そのご意見の一つは、

「お前のくだらん愚痴なぞ聞きとうないわい。もっと真面目なネタを書きなさい!」

という暖かいご意見、もう一つは真逆ですが、

「お主の愚痴やくだらんネタの方が真面目に書いている日記より面白くて楽しみにしている。」

というご意見。

はてさて私はどうすればいいの???
とは悩みませぬ。私は私。
愚痴の続く限り書き続ける所存でありまする。

では、今年一発目の愚痴と行きたいところですが、考えて愚痴なんて出ては来ません。では、真面目に今年の抱負を思いつくままに書いてみまする。

とは言いつつも、ここ数年やろうと思ってできていないことをここで高らかに宣言してみるだけですが。。。。

ちょっとご無沙汰していた趣味を掘り下げようと思っています。
実は学生以降、何かっていうと細かい所まで趣味を掘り返し、例えば当時洋楽が好きだったんですが、アルバム(LPレコード)を週1枚ペースで買っていましたし、とは言うものの、もうその当時の情熱は冷めてしまったし。。。
それで何を掘り下げるかと言うのは今現在、特に思いつかないけど、例えばパソコンなら、どういう新機能やCPUがあるかとか、なんでもいいから一つのこだわりを持って、そこから普遍的に広がる世界を見てみたいと思っています。
まずはそのテーマを模索してみようと思いますが、先ほど書いたようにそのテーマが思いつかない。なんか異常なほどの執念で突き詰めたくなるテーマが思いつかない。
ほんじゃ、仕事である建築をと、実は数週間前から考えている。
建築は趣味か?って言われると本業ですが、元々は趣味だったし、中学生くらいの頃から住宅の設計ごっこをしていたし、でもどういう訳か、住宅をまっとうに設計したことがない。
ほんじゃ、住宅の研究は?

ってな訳で、今年は住宅の研究をしてみようと思う。
今更、何?って感じかもしれませんが、私の建築を始めたきっかけ、元々の原点は住宅だったし、最初に就職した会社の面接で、今でも覚えていますが、


面接官:「あなたは何を設計したいですか?」

ChiChi:「住宅です。」

とキッパリと返事したにもかかわらず、面接官の方は、

面接官:「うちの事務所は住宅設計はほとんどないですよ。」


と言われ、唖然としたのを覚えている。
それでも、住宅を設計するために設計事務所に就職し、案の定、12年間勤めた会社では住宅と言えるのはマンションの設計くらいだった。私がここで言っている住宅はあくまでも個人住宅だし、9年前に独立して、さて個人住宅の設計が来るかと思いきや、実は思いがけない所から個人住宅の仕事が舞い込んだ。
実際には基本計画は完全に固まっていて、某設計事務所が廃業するというんで、たまたま施主が私を知っていたんで、声をかけて頂き、実施設計のみを引き継いだ。
思いがけない仕事だったが、それ以降はやはり住宅の設計はリフォームはありましたが、新築は皆無。


あれ?いつの間にか愚痴になっていますね。まぁ、こんな感じのブログですが、今年もよろしくお願いします。