本日もブログ『Ω…建築萬紀行…Ω』のアーカイブをお届けします。

 

 

 

 

 

 2008/5/10 

 

№821_お散歩ムービー他3題

 

 

うちの夫婦は邦画好き!

このゴールデンウィーク、
最近話題だった(らしい)邦画をまとめて見たので、
その感想をまとめてどっさり書きます。



 映画『転々』

お散歩ムービー、一本目が、映画『転々』!

三浦友和扮する借金取りと、
借金を返せないオダギリジョー扮する貧乏学生が、
まさにタイトル通り、
東京を転々と歩くという”だけ”の映画です。

”だけ”と書いちゃうとつまらなそうですが、
それはそれ、これはこれで、
東京の町並みに癒されるし、
岸部一徳に出会うと得するしで、
ユーモアたっぷり、フワフワした映画です。

殺人が起こる”だけ”で、
ドラマチックな事件が起きるでもなし、
道行く人との関わり合いを
コミカルに淡々と描写していきます。

深読みすれば、
二人の間にあれこれありそうで、
仮に関係があったとして、だからどうしたという内容なので、
単に二人の男が転々と東京を練り歩く姿を
楽しむくらいでちょうどよさそうな映画です。


私も、週末は長岡京市から大山崎まで転々と歩きましたが、
歩いてみると、いつもは、
暫定税率で衆議院の議席2/3で再可決し、
ガソリン税を上がる前に入れようと思っていたけど、
ついうっかりその機会を失ってしまった自家用車で
スッと走り抜けるだけだった場所で
意外な景色に出会えました。

例えば、よく渡る橋の下にはホームレスが住んでいたり、
どこかへ行けそうな路地が行き止まりだったり、
ちらっとしか見たことのない開発地が
思いがけないくらい広かったり。


散歩は人生そのもの、三歩歩いて、二歩下がる。
この時期だからこそ、今、散歩が旬でしょう。
ついでにタケノコも旬かもね。

そういえば、
深夜ドラマだったので、見損なった
『時効警察』も同じ監督らしい。・・・




■ 映画『夜のピクニック』

今、映画のタイトルをキーボードで早打ちしていたら、
『夜のひき肉』と出て、ヒャーっと驚いた。
ほんでもって、気を取り直してもう一度打つと、
『夜の筆記に行く』と出た!
続いて、『夜はクネクネ』(←懐かしい人、年いくつ?)、
これは違う、勘違い!

と言うのは、ウソですが、
最初の”ひき肉”と出たのはホントです。

そんなことはどうでもいいんですが、
お散歩ムービー、二本目が
『夜のピクニック』、おもろかった~。

とびっきりの特撮はないけど、
ちょろちょろと妄想映像が可愛いし、
なんと言っても、
1月~3月クールのドラマ『鹿男あおによし』に出演して
個人的には注目している多部未華子が
主演というのに心惹かれた。

夜通しピクニックをするってんで、
てっきりホラー系かと勘違いしたが、
HaHaから、本屋さんで人気のあった本の映画化で、
しかも、本当にある学校行事で、
24時間徒歩する歩行祭というのが背景となって、
主人公がある賭けに出るという話が粋。

賭けと言っても、パチンコやオイチョカブじゃなくって、
少女の心の中に引きずっていた思いを、
歩行祭のゴールまでに男子学生へ打ち明けるぅ、
みたいな、かわいい賭けであって、
まあ、そこんとこの詳細は映画を観てください。

なんとなく、ほのぼのムービーで、
そうそう、夜中に友達としゃべっていると、
訳もなく盛り上がったなぁとか、懐かしく思い出した。
誰でも同じような体験があるんだろうけど、
歩行祭という突拍子もない行事に乗せて、
物語は進行するところがミソ。

そう、歩行祭にはゴールがあるのだ。
淡く切ない青春はいつしか終わる。
もちろん中年になってもいつまでも青春だぁ~って、
叫ぶ森田健作は脇に置いておいて、
通常のほろ苦い青春って、長いようで短いもの。
そんな映画でした。

しかし、金かかっていなさそうな映画だなって、
変な感想も頭を夜着ちゃった。
また変換、へんやん。まっ、いっか。




■ 映画『下妻物語』

連休最終日のお昼、暇をもてあましていたので、
HaHaがビデオ録画していたコレクション映画『下妻物語』を
見せてもらった。
お散歩ムービーじゃなく、爆走映画!


いやはや、玉げた、はじけた、驚いた!

こんなにドンデンした映画は、
『バグダッドカフェ』以来違うかな?
その『バグダッドカフェ』のストーリーは忘れちゃったけど、
前半、なんとも言えないカッタルイ展開に、
一回目は見事に挫折。
2回目、せっかく買ったLDだったので、
なんとか観続けたら、後半に弾けたのだった。


そして、表題の映画『下妻物語』は、久々に弾けた!

最初のうちは、
そこそこ新鮮味のある映像に飽きずに見ていたが、
途中からかったるくなってきた。
刺繍がどうのこうの、パチンコがどうたらこうたら、
一角獣がどうたら。。。

うーーん、HaHaには悪いが、
そろそろビデオ止めてもらおうかと思った矢先、
突然、弾けたのだった。

”弾けた”ばかり書いていても、
なんも説明になっちゃいないが、
ネタばれしちゃうと、
こういう映画って意味がないので書けない。

とにかく、深田恭子扮するロリコンと、
土屋アンナ扮するスケバンが、
理解不能の友情で結ばれ、
刺繍とパチンコな日々を送るという展開。


なんとも果てしないバカバカしさに感心したが、
ラストの弾け具合は鮮烈極まりなく、
深田恭子ファンでなくとも、
深キョンファンになるに違いない。

あの『逆境ナイン』をも凌ぐ特撮に
呆れた口が開かなくなるが、
それはそれこれはこれ、(←こればっかり・・・)
いずこのヤンキーも憧れる土屋アンナの激唾飛ばしにゃ、
もうぶっ飛びまくる。
こんだけ唾飛ばしまくる映画って、他に知らない。


えっと、
映画観ないとさっぱり分からん感想はこれくらいにして、
とにかく、見る機会があったら、観にゃいかんぜよぉ!

 

 

 

 

 

 

 2008/5/12 

 

№822_大山崎町が提訴!

 

 

ニュースのメモを取っておきます。

私は大山崎町民の一人として、正直、この提訴がどうなのかさっぱり分かりません。
損得感情だけで提訴したのなら、次元が低いなあと思います。

まずは、お互いの話し合いの場面がなかったのか疑問です。
町民の知らないところで、せいぜい情報として知りうる手段は新聞とかで読むくらいで、町民はほったらかしです。
水道料金を毎月支払っている私達町民に、まずどうなのか町長から説明してほしかった。

被害者が自分たち町民なのか、町なのか、府なのか、判断の材料は通常の生活を送っている町民にはさっぱり分かりません。

いったい、何なの?って感じです。


────────《ニュースから抜粋》─────────


大山崎町が提訴決定
府営水道問題、町長「司法判断求める」
 京都府営水道の基本水量削減を大山崎町が府に求めている問題で、真鍋宗平大山崎町長は12日、府を相手取り、基本水量決定処分取り消しを求める行政訴訟を起こすことを正式表明した。

 真鍋町長は午前10時からの町議会議員全員協議会で報告。府が行った2007、08両年度の基本水量決定処分について取り消し請求すると説明した。町水道事業業務に関する案件のため、議会の議決が必要ない「地方公営企業法」に基づいて行うとしている。

 同町長は「協議による解決を目指したが(08年度の)府の決定を受けて、司法判断を求めざるをえない」と話した。京都地裁への提訴は「5月の月内に行うようにしたい」という。

 府営水道の基本水量で同町は1日当たり3407トンを主張。府は前町長時代の町との協定書に基づき、07、08両年度とも1日当たり7300トンを決定している。

 

────────────────────────────

 

 

 

 

 

 

 2008/5/13 

 

№823_キムタクドラマ『CHANGE』スタート!

 

 

毎日新聞で「福田首相の支持率を上回る」と、どっちを皮肉っているのか分からないコピーが踊っているが、こういうスタートの切られ方をすると、観る方に視聴率を気にするなと言われても気にしない訳にはいかない。

そもそも、世間の噂じゃけど、ジャニーズの都合で大っぴらに番組改編されたらシラけてしまうのが人情。
こちらとしては、できるだけドラマを冷静に楽しもうと思うし、そもそも冷静に楽しもうと構えて見させられるのはどうかとも思うが、なんせ、前置きも長くならないと感想が書けないドラマを、ジャニーズやフジテレビは狙っていたのだろうかと勘ぐったり、今後、視聴率が徐々に下がったら、内閣総辞職みたく、番組打ち切りとかなるんか?
ほんなら、なんとか支持率維持のために、少しつまらないドラマだけど、見ようかとか視聴者の援助でドラマを続けるのは本望ではなかろう。


えっと、

それでは、

感想を書くか。。。。

・・・


うーーん、面白いと言い切れない何かがある。
いや、何もなくて、単純につまらないのかぁ~?

分からん。

引っかかるもの、
やっぱり、視聴率迎合主義?
せっかくいいドラマだと思う瞬間も、
いちいち興ざめしながら見させられる。
どうしても、皮肉っぽく見続けるしかない。
単純に深津絵里の知的で無邪気な演技ええやんって
書きたくても、どこかシラける。
堂々巡りやけど、
どうして、通常スタートを切らんかったん?
正々堂々と政治ネタをぶつけてくれるっちゅうんが筋やん。
筋を通すために、キムタクが
「子供にウソをつけん」と
見栄を張っても、やっぱりシラける。
それは筋が通っていない。

結局、視聴率、50%くらいとってくれたら、
開き直って、大絶賛できたものを・・・・

・・・23.8%・・・
中途半端に、ゲツクとしては低め。
ほめたくてもほめられん。


今日は疲れたので、これくらいでやめとく。

 

 

 

 

 

 

 2008/5/14 

 

№824_乙訓浄水場

 

 

ウッキー(小4)が今度、乙訓浄水場の見学会があるらしい。

たまたま京都新聞のニュースを見かけたのでメモメモ。

それにしても、



!大山崎町の水道料金訴訟はどうなる?


!大山崎町の駅舎工事になぜ8億円もかかる?


!大山崎町の図書館はいつできる?



いつまでも、町民の一人として、
こういう身近な生活直結問題は忘れないようにしたい。

 

 

 

 

 

 

 2008/5/16 

 

№825_朝の親子に激怒!

 

 

★最初の朝


仕事場に向かう道中、何屋さんか分かりませんが、お店がオープンしました。
見かけでは不動産のような、でも、看板が不動産らしくないし、いったい何屋さんかなって思っていました。

そんなある日の朝、その開店前のお店の前を通りがかったとき、信じられない光景に出くわしたのです。
幼稚園に向かう途中らしい親子連れが、オープンをお祝いする花飾りの中から、綺麗に咲いている花を物色して、せっせと抜き取っているのです。



息子:「もう、それくらいでええんちゃうの?」

母親:「まだ、こっちの方の花も綺麗でしょ。ちょっとこれ持ってて!」

息子:「・・・」


息子さんは、少し居たたまれない空気を感じている様子でしたが、母親はガツガツと綺麗な花だけを物色するのに無我夢中で、子供の様子なんて見ちゃいない。

私は一瞬、足を止め、その親子の様子を3mくらいの至近距離で眺めていたが、母親は気がつかないどころか、気がついていたとしても何食わぬ顔で物色を続けている。
できれば一言、
「どうかされましたか?」
とか尋ねたい衝動もありましたが、子供が申し訳ないような顔で母親の行為を見てたので、子供のためにそっとしておいた。

もしかしたら私の勘違いで、その親子連れは、お店のオーナーの奥さんと子供かもしれないし、もっと推測すると、そういう花は京都の桂界隈では自由に持っていく慣わしがあって、お店の繁盛につながるという迷信があったりとか・・・

しかし、普通に考えると、あり得ない光景だ。
こういった親が、幼稚園や学校ではモンスターペアレンツと化していくのだろうと思う。今の日本では、こういうモラルのない人間を注意する意欲もないし、下手すると逆切れされる。



★次の日の朝


もしやと思わなくもなかったが、翌日の朝もあの親子を目撃した。

しかも、はっきり言って心臓が痛くなるほど呆れたし、夢、幻であってほしいとさえ思った。なんと、昨日と同じ通勤時に、例の親子がちょうど前から歩いてきた。その横に昨日の犯行現場のお店もある。ちょっと太り気味の母親の体型を見て、昨日と同一犯だとすぐ分かった。

でも、今朝は様子が違っていて、母親はまっすぐお店をスルーしそうだった。
そのとき、信じられないことが起きたのだ。



息子:「ねえ、おかあさぁん、今日は花、もらわないの?」

母親:「ああ、好きに取っておいで。」

息子:「はーい。」



子供は、無邪気に花飾りのそばに走り寄る。
私は、わざとケータイでメールを打ち込むフリをしながら、親子の動きをしばらく観察し続けることにした。



母親:「おや、今日はずいぶん、花が減っているねぇ。」

息子:「ねぇ、どうしよう。」

母親:「一番左の花飾りに少し残っているよ。そこから取っておいで。」

息子:「あーい。」



私はこれ以上、親子の様子を見ていることに絶えられなくなり、少し離れたところまで歩いて進んだ。親子は心行くまで花をむさぼり取ったら、そのお店を立ち去った。


確かに昨日より”ずいぶん”花は減っていた。
でも、大半の花はお前たち親子の犯行じゃろうが!(-_-メ)
それを、”ずいぶん”減ったとは、どういう精神構造が言わせるんだ!

更に、昨日まではかばっていた子供も、今日は盗人共犯者どころか、自ら盗人を犯した犯罪者だ!

朝から、気分を害する光景に、日本を悲観する意欲さえなくなった。