本日もブログ『Ω…建築萬紀行…Ω』のアーカイブをお届けします。

 

 

 

 

 

 2007/2/9 

 

№606_拝啓、ChiChi上様・・・

 

 

 

ドラマ『拝啓、父上様』がとてもいい。

舞台は神楽坂。昔1年半ほど長期出張で東京にいた頃、神楽坂も散策したことがある。しかしそれももはや20年近く昔になるから、今の神楽坂の風情を知らない。ドラマでは神楽坂も昔の風情を残し続けるのが難しいと言っているし、それが一つのテーマかもしれないが、それ以上に主人公役を演じている二宮和也がいい。どういいか説明が下手なので、だらだら書くことはしないが、とにかく見て下さいとしかいいようがない。
そしてこのドラマの花になっているのが、主役二宮君演ずる板前さんを取り巻いている女性たちだ。もちろん、高島礼子を筆頭に、八千草薫までもが怪しい色気をかもし出し、周りの男達を惑わす・・・という風にはならないが、とにかくトンデモナイハチャメチャな事件を巻き起こして行く。
これからの展開の醍醐味は舞台となっている料理屋が再開発計画に飲み込まれ新たにできる高層マンションの下で新規オープンするが、そのマンションの耐震偽装が発覚し、国土交通省と二宮くんが国会の参考人招致で闘う・・・みたいなことはありえないか・・・

他のドラマも少し書くと、できればキムタクのドラマも見たかったが、なんとなくその時間帯はテレビを悠長に見る機会に恵まれなかった。あと釈由美子主演のドラマも注目したかったが、一回も見れていない。でも知人?が競演?しているみたいなので、その回だけでも見てみようかな・・・ヽ(^o^)丿

 

 

 

 

 

 2007/2/11 

 

№607_アパホテルの審議会に思う

 

 

確か今日2月11日に、アパホテルの耐震偽装されたホテルに関して、アパホテル側が出した改修計画の素案を審議(真偽?)する専門家でつくる「市構造計算調査検討委員会」による審議会が行われるらしい。

私は構造に関して疎いので、その素案が妥当かはまったく判断が付かないし、それ以前に素案自身は京都新聞かなんかで読んだ程度の知識しかない。

 

しかももはや姉歯耐震偽装となんら構図が変わらないにも関わらず、みのもんた氏がそのことの判別ができないことにすら興味はなくなった。ただ一点、耐震偽装が報じられ黒い涙を流したアパホテルの社長が、偽装発覚後数日間で耐震改修の素案とは言え、案を出したということだ!通常あれだけのことを起こしてしまった後始末にしては迅速すぎる。そもそもお抱えの建築士が数名いただろうが、その建築士たちがあれだけの注目を浴びる事件なだけに、耐震改修の素案を作ることに戸惑うだろうし、責任が重過ぎる。
まあ素案を並々ならぬスピードで出したんだから悪いことをしたことにはならないというか、その前に既に田村水落設計とタッグを組んでどこかで耐震偽装なり悪戯をしていると分かっていながらも安かろう悪かろうで耐震偽装ホテルやマンションを垂れ流していたに違いないから、今更、迅速な対応を示し、世の中の建築に疎い人々をたぶらかそうとしても、大半の国民は騙されないぞ!と言いたいが、なぜか国民はアパホテルに寛容だし、きっと、みにもんた氏のしゃべることが正しく、真相は知らないほうが幸せと思っているに違いない。あれあれまた私の書きたいことから線路じゃなく、路線がずれた。そー言えば、先日私がNHK番組「趣味悠々」でNゲージで作る「レイアウト」のことを書いたら、なななんと、あの三波豊和さんからコメントを頂いた。ちゃんと三波豊和さんのブログの紹介して頂、大変感謝しています。ココのところ耐震偽装ネタを書いても書いただけで世直しに繋がらないだろうし、ちょっとうんざりしていたんです。でもいろんな読者の輪が広がるに連れて、建築というのは我々建築士の力で今一度、悪意のある建築同業者を排斥せねばと今一度力強く肝に銘じました。

と書きながら更に話は脱線させちゃいますが、少し昔なので、もう書いてもいいだろうと思うから書きます。私たち建築士は現場で設計書通りに建物が建っているかをチェックする義務があります。それを監理業務と言いますが、実は現場と図面と構造的にまったく違った手法で設計者の断りもなしに作っていたのです。確か1階部分のある壁に関してでした。即座に現場監督にその趣旨を聞いたところ、安易にコスト削減や工期短縮を狙ったそうです。しかし、その部分は構造的にちゃんと計算された意図があって作られたにも関わらず、私や施主に内緒で作ってしまったのです。”見てくれ”は仕上げ材を張っちゃうので竣工後は一緒です。だからと言ってコストや工期のために勝手にやっていいことと駄目なことがあります。
さて、ココからが建築士の憂鬱な話になるんですが、現場で勝手に設計変更された壁について私は早速、施主に報告しました。設計者は監理上発生した問題点は法的にも施主に報告する責務があるからです。ところが施主はその部分だけで建物に大きな悪影響があるとは考えにくいし、コスト削減と工期短縮に繋がるのならやむおえないと言ってきたのです。施主は素人さんですし、そういう心理も分からないではないですが、結果、施主がOKを出したものを建築士が駄目と言い続けるわけにも行かず、せめて2階以降はちゃんと設計図通りに作るようゼネコンに指示しました。言うまでもなく、その現場監督は2階も設計図を無視して勝手に設計変更していました。そのことに私も気がつきながら、施主も同意している以上、何も言えませんでした。
上記のような出来事は私の場合稀です。もちろん細かい意匠上や納まりの変更はしょっちゅうありますし、その一つ一つを施主にいちいち伝えることはしません。設計監理報告書を出す程度で、施主の代理として職務を行っているのが通常です。ただし、その範囲が人命や建築の耐用年数などに関わる事項に関しては施主に事前報告や是正方法を伝えます。

あれあれまたしても脱線してしまったが、何を言いたかったかといいますと、田村水落をかばうわけではないが、きっと最初はアパホテルのようなビッグな施主にもぐりこんだんだから誠実な仕事をしようとしていたのだと思います。しかし、コスト削減、工期短縮が通常頑張って減らす努力を超えた要求にいつしか屈してしまい、簡単な耐震偽装でクライアントの要求が果たせることを知った顛末だったように感じられてならないのです。
施主の尋常じゃないコスト削減や工期短縮に、我々建築士は技術的裏づけに基づいて努力はすべきですが、その設計手法が間違った方向へ行かないように施主に説明する義務もあります。しかし、それをバカ正直にやりすぎると施主に疎んじられ、仕事が逃げちゃい、別の安易に施主の意向をハイハイと聞いちゃう建築士に流れてしまいます。そういった場合、最終的に損をするのは施主ということになります。でもそのことに施主は気がつきません。工期短縮、コスト削減が果たせているので、見えない仕様や本質は知らなくてもいいと考えているからです。それは一つの考え方で、仕様や程度が悪いのは仕方がなく、工期短縮やコスト削減が最優先だというならそれも正論です。しかし、それが人命に関わるとうな耐震偽装であっては絶対ならないのです。
建築士のシレンマはまだまだ続きます。

 

 

 

 

 

 2007/2/12 

 

№608_神戸空港

 

 

家族揃って神戸空港に行って来た。さすがにブームが去った感があり、報道で見たような異常な盛況振りはなく、飛行機の離着陸もゆっくり見られた。率直に思ったことは、コンパクトにできていて便利そうということだ。関空に行くのに比べたら圧倒的に便利な位置にあるし、そもそも関空は京都から遠すぎる。まっ、私の場合、京都を基点にしちゃうのもなんだから、フェアじゃない。それじゃってことで、それぞれの中核都市から考えてみよう。


関西空港の場合:大阪~関空への所要時間:1時間9分(\1160円)
神戸空港の場合:三宮~への所要時間:18分(\320円)



もはや比べるものではないのかもしれないが、関空は遠すぎるし、金もかかることが分かる。いやー、なんであんな遠いところに作っちゃったんだろうね。そもそも関空があんな僻地になければ神戸空港も作らなくて済んだのになあ。いやそうじゃなく、わざわざ僻地に作って、神戸空港も作りたかったんだろうとうがった見方もできるし、あながちそういう考えが外れているとは考えられなかった。

大人はそういう偏屈なものの見方で飛行場見学するが、子供は純粋無垢。しばらく飛行機が見えるガラス越しにくびったけだった。
 

 

 

 

 

 

 2007/2/14 

 

№609_Nゲージな闘い

 

 

ウッキー(小学2年生)はNゲージに恋焦がれ、一日中、Nゲージに首っ丈だ。

そもそも1両買うのもプラレールの3両セットより高い精巧な作りのNゲージをそんなしょっちゅうは買えるわけがない。なのに、毎週のようにおじいちゃんをたぶらかし、週末の土曜日になると、Nゲージのパーツを買ってくる。
クロスした線路(←専門用語でなんて言うのだろう?)、終点の車止め・・・まだまだ昨年末からNゲージ熱、車両も通勤電車とどっかの特急電車だけ。それでも、我が家では財産になりつつある。

そんなウッキーを見かねて、『神戸のUCCコーヒー記念館にコーヒーを飲みに行こう!(←私がコーヒー好きなので…)』とそそのかして、その隣の施設:青少年科学センターでNゲージイベントがあることを知ったHaHaの誘いで、ウッキーとビッキーを連れて内緒で行くことにした。
単に行くだけじゃ親としてはつまんないので、ウッキーに事前にあるゲームを申し合わせた。


「なあ、うっきー、今日家に帰るまで『Nゲージ』、若しくは『Nゲージに繋がる言葉』を発したらウッキーの負け、ちゃんとそのゲームに買ったら一番安いNゲージの車両(貨物とか)買ってあげるで!」

「うん、やるやる~」


てなワケで、NゲージのイベントへGO!

っで、会場にはNゲージ、あるわ、あるわ・・・しかも本格的レイアウト(←覚えたばかりの専門用語)に数え切れないNゲージが並んでいる。さらに見慣れない大きさの規格の電車もある。おそらく先日のNHK教育放送「趣味悠々」(講師:諸星昭弘先生、生徒:三波豊和さん)で解説していたHOゲージとかだと思うが、ChiChiには分からん。
ウッキーは目線をテーブルに合わせ、大好きな阪急電車が目の前に走ってくるたびに、「ハウー」と訳の分からん雄叫びを上げて、私から取り上げたデジカメで写真を取り捲る。

 

 

本人はベストショットと思っているようだけど、まだまだ鉄っちゃんの域には程遠い。

という訳で、ウッキーは最後まで「ハウ~」と雄叫びは上げるが、『Nゲージ』という言葉は一言も発しなかった。凄い執念に呆れたChiChiでした。

 

 

 

 

 

 

 2007/2/16 

 

№610_ブログれど・・・

 

 

 

久々に風邪をひいてしまいました。
ホント、最後に風邪らしい風邪をひいたのは何年前だろう。
今回の風邪は寒気、微熱、節々のだるさ、違和感・・・
ちょっとブログはお休み・・・