今日は退院後のことについて書きます。
移植後の急性GVHDの方はほとんど出ず至って順調に経過しました。
一緒に入院していた人はかなりGVHDが出て、皮膚が粉吹いているような感じになり、とても痛そう
な感じでした。 その上、食事も取れず、お見舞いにいってもとてもつらそうでした。
GVHDは人によって出方も時期も違うし、免疫抑制剤で調節していくだけで、とてもコントロールが
難しいです。
出ないのでは再発のリスクが上がるし、出すぎたら、体へのリスクが高まります。
適度に出るのがいいとのことでした。
しかし自分の場合は、3カ月後から肝臓についてのGVHDが出始め、他には、ドライアイ、皮膚の乾
燥、口の粘膜の乾燥や炎症、唾液の分泌低下などが出ました。
肝臓は免疫抑制剤の増量で対応してきましたが、数値はなかなか安定せず今もまだ数値は多少高いです
が、どうにかこうにか大きな治療はせずに来られました。
ほかのGVHDに関しては、目薬、うがい等の対処療法しかなく、収まるのを願うことしか
できません。
そして、9月ごろからせきが出始め、咳止めなどで対処していたのですが、次第に疲れやすく、
息苦しくなり、11月中旬に肺炎にて再入院することになりました。
救急外来を受診し、酸素をはかると83%。 即、酸素が付けられました。
外来受診でも頻繁にレントゲンを撮り、CTも11月に撮ってはいましたが、ずっと異常は
なかったのになぜ急に??って感じでした。
閉塞性の肺炎を見るために、レントゲンを定期的に撮っていたのですが、
まさかいきなりなるとは思いませんでした。
いきなりなったということとCRPで普通の細菌性の肺炎ということで治療を始めましたが、
なかなか症状が治まらず、いろいろ検査をした結果、GVHDによる肺炎ではないかということでし
た。
こうして、二週間の予定だった入院期間は大幅にのびました。
続く。。。