開会式の選手入場を観て
肯定的な気持ちになれた東京大会だったが、
結局、殆ど観なかった。
日々、メダルを獲る日本人選手が紹介され
それはそれで誇らしくはあったが、
素直に喜べない自分がいた。
何故なら、
やはり不公平感がぬぐえなかったからだ。
今回、日本人選手は開催ギリギリまで
最も制約の少ない状態でウォームアップ出来た。
自国開催だから当然といえば当然だ。
その一方で、
遠路、日本にやって来た諸国の選手達は
日本での事前合宿も満足に出来ず
日本の猛暑に馴染む間もなく、
更には選手村から自由に外出も出来ないという
ストレスフルな環境下に置かれた上で、
パフォーマンスを強いられたようだ。
やはり、不公平感が否めない。
日本勢だけがベストパフォーマンスを引き出せた
と言われても仕方がない環境だったと思えてしまう。
それに、コロナによって
実力のあるメダル候補の選手達が
出場を断念するケースもあったようだ。
それだけでも、
平常時に開催される大会と比べたら、
メダルの価値が下がっている様にも感じられてしまう。
どんな状況であれ、
大会の上位に入賞できる事は選手本人も
その国の民族にとっても、喜ばしい事ではあるが、
今回の大会は、やはりどうしても額面通りに受け取れない、
スッキリしない感覚が私の中で残ってしまった。
2024年はパリ。
2028年はロサンゼルス
2032年はブリスベン
で、それぞれ開催が決まっている。
その先の2036年はまだ未定だ。
大会が閉幕した後でこんな事を言っても
もはや何も意味のない事だが、
やはり、今回(2020)は中止にして、
2036年に改めて東京で開催する、
という形をとるのが良かった、と私は思っている。
Bッハ会長が閉会式で
「日本国民は東京で開催した事を誇りに思って欲しい」
みたいなことを言っていたが、
国民感情とズレているようで全くピンとこなかった。
しかしながら、
無観客という極めて味気ない状態で
持てる力を尽くして戦った選手の方々には
敬意を表するばかりです。
有難う、
お疲れさまでした。
そして、明日からは
嫌でも現実に戻される。
オリンピックが始まれば国民はコロナの不安なんか忘れる
という見解をSガ総理は抱いていたようだが、
閉会した今、もはや、オリンピックマジックは通用しない。
オリンピック期間中、緊急事態宣言下でも
感染が急拡大したこの状況を
Sガ総理はどうするおつもりだろうか。
何もしないまま解散総選挙……
って事になりそうな悪寒。