今 話題のあの法案 | 中年男は電気羊の夢を見るか?

中年男は電気羊の夢を見るか?

社会から、ちょっと外れた中年男が、夢見るブログです。



15日に衆議院特別委員会にて強行採決され、


本日16日、衆議院本会議で可決された。


この後、参議院にて審議されるが、


野党が強い参議院で仮に否決されても、


60日ルールというやつによって、


衆議院で再可決されて成立するのだろう。




私は、この法案は今の時代の流れの中にあって、


成立も已む無し、


と考える。


地球の裏側から日本を敵視し、


現に日本人を公開処刑する戦闘集団が存在し、


日本の近隣にも


公然と領土侵犯を犯し始めた国が存在する現在、


これまで日本が掲げてきた「平和憲法」のご利益が


一体いつまで通用するのか。


日本人がいくら日本国憲法9条による平和と


戦争放棄をたからかに唱えても、


敵は、来る時は来るし、仕掛けて来たなら容赦はないだろう。


その事態を想定した「日本国の平和を守る安全保障」の法整備は


整えて然るべきだと思うのです。



ただ、


「日本を戦争の出来る国にしたくない」


という法案反対の言い分も分る。


やはり、戦闘状態にある海外の領域に


日本人である自衛隊員達が赴く、


という事態を想像すると、


一抹の不安を覚えずにはいられない面も確かにある。



どんな状況に陥ろうとも、日本は自らが戦争を仕掛けたり、


安易に海を渡って戦闘行為を振る舞う国になっては


絶対にいけない。それは間違いない。


戦後生まれの私達は、その様に教育を受けて来たのだし、


これからもその理念を信じていたい。




ただ、今回の法案はそこまでは言っていないと思う。


この法案が完全に成立したとしても、


憲法によって日本は戦争への参戦や、


戦争に準じる戦闘行為は出来ない


という事に変わりは無い筈だ。


「法案が通れば、日本はただちに戦争が出来る国になる」


という考え方は、現状ではちょっと行きすぎた懸念ではないかと


私は思ってしまう。




では、今回、何故、この法案が国を挙げての騒ぎになっているのか。


私は一言で言って、


安倍政権が法案成立を急ぎ過ぎたせいである


と思っている。



70年間、憲法によって守ってきたものを、


その方向性を180度転換する様な法案を


たった100時間やそこらで、議論は出尽くした、と見切り、


強行採決という歪な決め方で決定させてしまった点は、


私も大いに疑問を感じているところだ。



何故、そんなに法案成立を急ぐ必要があったのか。


一説には、


今年4月の、日本の総理大臣として初の


アメリカ上下両院議会での演説で


「夏までに成立させる」と公言してしまったから、とか、


安倍総理の祖父・岸信介元総理が1960年に総辞職したのが


7月15日だったから、それを期日とした? 


とか言われていますが、どんな理由があるにせよ、


いくら総理大臣とはいえ、一個人の体面やエゴの類で、


無理矢理に成立させてしまってよいものではない。



たとえ、数年単位の時間がかかろうとも、


大多数の議員、ないし国民が賛同できるまで、


事前の説明や議論を尽くすべきものであったと私は思う。






強行採決はマズい。


どう見てもマズいよねぇ。