オリンピック メダル数 | 中年男は電気羊の夢を見るか?

中年男は電気羊の夢を見るか?

社会から、ちょっと外れた中年男が、夢見るブログです。



連日、白熱した競技が現地から届くロンドン五輪。


私は基本的にメダルの色や獲得の有無にこだわるべきではない、


と考えている一人ですが、矛盾するようだけれど、


やはり、日本人がメダルを取れば嬉しいし、


誇らしい気持ちにもなります。


五輪に出場できるだけでもスゴイ事なのは誰でもわかる事ですが、


その中で予選を勝ち抜き、決勝で勝ち進む事の熾烈さは、


競技をする選手達しか知り得ない。


名監督だろうと、名コーチだろうと、評論家だろうと、


競技の舞台に上がっていない者にはわからない


壮絶なプレッシャーの中での戦いだろうと思います。


参加している選手の皆さん一人ひとりに心からエールを送りたい。


是非、各種目で 「日本、ここにあり!」 という雄姿を


世界に見せつけてほしいものです。



がんばれニッポン!!








……と、前フリしておいて


メダル数の話。





柔道の放送を観ていたら、


柔道男子はこれまで金メダルの獲得が無く、


それは前代未聞の事態だ、と言われていた。




はたと気が付き、メダル数に着目してみると


日本の、大会9日目をむかえてのメダル獲得数は


金2  銀8  銅11


で、世界メダル獲得ランキングは13位となっている。



選手の頑張りは十分に認められる。


どこぞの国の選手のような見苦しいプレーや発言、


歪んだ勝利主義に毒される事が一切ないフェアプレーを


日本人選手達が堂々と見せてくれているのは、


日本国民としても世界に胸を張れるところではある。



しかし、


今後、行われる競技にも、


まだまだ金メダルが期待できる種目はあるにせよ、


参加選手数 男女合わせて293名 (JOCホームページ)を


送り出している割には、残念ながら、


金メダル獲得率がやや低いと思えてしまう。




ちなみに、現時点でアジアの近隣国と比べると、


中国   金20  トータル42 全体2位

韓国   金 9  トータル16 全体3位

北朝鮮  金 4  トータル 5 全体8位

ロシア  金 3  トータル23 全体10位


と、なっている。



メダルレースにおいて、日本はもう少し善戦していても


いいような気がしてならない。




この部分を慮るに、よく、


メダルを取ると人生が変わる、


と言わるのを耳にするけれど、


こと日本においては、その点で


メダルを獲得しても、その後の人生に


あまり影響がないような気がする。




メダルを取れば、


食いっぱぐれがなくなる、兵役が免除される等


その後の人生が激変する国もあると聞く。



その点で日本では、仮に金メダルを取って帰ってきても


一時的にマスコミ等にちやほやされるだけで、


現役引退後に後進の指導に当たるか、


メダル獲得にかかわらず、一握りの選手がタレント化して


人気を得るのが関の山で、殆どの選手達は、


その後の人生観や生活環境に劇的な変化は起こらない


のではないだろうか。



なぜ、本文を政治カテゴリーで書いたのかは、


まさに、その部分に理由がある。




日本のスポーツの弱体化 ( はちょっと言い過ぎだが) は、


教育制度の失敗にも原因の一端があるように思えてならない。


所謂、ゆとり教育、平等教育の誤った概念が、


体育系の競争感覚を萎えさせてしまってはいないだろうか。



その点で、そろそろ、競技者の奮起を促す様な方向性を、


国単位で考えるべきところに来ている気がする。


金メダル獲得の為の政策を打ち出していくべき時が


来ているのではいか、と思う訳だ。




原子力政策を海外に売り込む事が困難になりつつある日本。


代替え策の一つとして、スポーツ振興を国策として打ち出し、


海外に対する経済刺激策として成立させる事も、


検討の余地は十分あると思う。




選手達にしても、現役を引退しても


あくまで自分が活躍してきた競技に携わりながら、


二次的な活躍の場が用意されれば、


それに越したことはないだろう。



TVを観ていても、選手たちの発言の端々に、


自分の事よりも、自分が携わる競技を注目してもらいたい


という気持ちが感じ取れる。



しかし、現在では、


メダルを取ろうが、予選落ちしようが、


ちょっと見栄えや顔立ちが良ければ


マスコミが無責任に祭り上げるだけで、


競技そのものを盛り上げようという姿勢は


TV局などには全く感じられず、


一時的な熱が冷めれば、早々に過去の出来事として


一般からは忘れ去られてしまうのが現状と言える。




活躍する選手が現れて、


その選手のパフォーマンスによって、


その種目の競技人口が増え、


そこから新たな人材が別途輩出されていく、


という流れが出来上がらなくては、


人材発掘は成立しない。




その一連の連鎖を、国策として完成させられれば、


海外からも有力な人材を呼び込むこともできるし、


後進国に対する牽引だって出来る可能性がある。


そうなれば、


原子力とは比較にならない健全なプレゼンが、


世界に向けて発信できるというものだ。



もしも、この文章に目を留めた議員先生がいらっしゃったら、


是非、検討をお願いしたいと考える。






ただし、


スポーツに直接携わる選手達には、


メダルなどにはこだわらず、持てる力を発揮して


のびのびと競技に臨み、最高のパフォーマンスを


見せてほしい。




ただそれだけである。