漕澗鎮のアチャン族も、今では生活水準も上がって次々と家を新築していますが、アチャン族の人に聞いてみると、まだ数百年前の古い家屋が残っている村があるというのでそこへ連れて行ってもらいました。

アチャン(阿昌)族は中国ではほぼ雲南省のみに居住している小数民族で、その居住地域も雲南省西方に集中しています。
アチャン族の先祖はチベット系の羌人とされていて、言語も独自のアチャン語を使ってはいますが、それぞれが険しい山々に隔たれた地域に集団をつくって居住している為にその方言の違いが著しく、互いに通じないことが多くあるようです。
南詔国や大理国の統治下にあった頃のアチャン族は、勇敢で戦いが強いことで重んじられ、またアチャン族が作る刀(戸撒刀)は優れていることから、他の民族までもがそれを手に入れるためにアチャン族の村までわざわざ出向いてきたようです。

アチャン族の居住地と漕澗鎮の位置



結婚披露宴が行われていた仁山村からオート三輪に乗せてもらい、古い家屋が残っている村へと連れて行ってもらいました。



村へ入っていくと、幅1.5mほどの道が迷路のように分岐していきますが、オート三輪は構わず進みます。



この先で家の解体が行われているようで、これから先は歩かなければなりません。
右に見える赤いオート三輪車が、ここまで乗ってきた車。



このお爺さんと目が合ったので、声をかけて図々しくも家の中に入らせてもらいましたが、ここは建てかえたばかりのようで綺麗な家。古い家屋を捜していることを伝えると、この家の青年が連れて行ってくれることになりました。



巾60cmほどの細い裏路地を上がったり下がったり曲がったりしていると古い家屋が見えてきました。



ここは古い家屋を改装したばかりだそうです。



改装する去年までは全体がこのような状態だったのでしょう。



次に案内してもらったこの家は、手前の壁はブロック塀に改装されてはいますが、奥は期待が持てそうです。



時の重みを感じさせる屋根



可愛い双子のお嬢ちゃんたちが迎えてくれました。



300年以上前の建築だそうです。



この家にどれ程の世代の人々が住み続けてきたことでしょう。



時の重みを感じさせられます。



この建物も近いうちに新しく改装されてしまうことでしょう。



豚も財産の一部です。

次回へ続く。