猛暑もだんだん和らぎ、夜になると秋の虫の音が聞こえてくるようになってきました。

 秋へ向けてのこれからの季節は、急に涼しくなる日と暑さがぶり返す日が交互に訪れて風邪をひきやすくなります。そのような時、用意周到の方などは前もって薬箱の風邪薬をチェックしていらっしゃるのではないでしょうか。

 そこで今回はその風邪薬について少し述べてみたいと思います。

イメージ 1
webヘルスケア.comより


風邪薬の主な薬効成分
 市販の風邪薬に必ず入っているのがアセトアミノフェンやイブプロフェンという非ピリン系の解熱鎮痛成分。(胃に負担がある) そしてそれと良く一緒に配合されているのがピリン系のアミノピリンやイソプロピルアンチピリンのような抗炎症薬です。

 他にも咳を鎮める成分や気管支拡張成分、痰を出しやすくする成分、喉の痛みや腫れを緩和させる成分、アレルギー性の咳を鎮める成分、その他にも、喉の痛みや咳を和らげる生薬成分や頭痛や鎮痛成分としてのカフェインやビタミンなども配合されたりします。

 これほど至れり尽くせりの成分が配合されていれば、大抵の風邪は治ってしまいそうですが、実は肝心なものが抜けています。風邪(正式には「風邪症候群」)を引き起こすウイルスや細菌への対策はどうなっているのでしょう。

 実は、市販の風邪薬にはそれらを退治する成分は全く入っていないのです。つまり風邪薬(感冒薬)として販売されてはいても、あくまでも風邪の症状の緩和を助けるだけで、風邪を治す薬ではないのです。

 テレビなどでよく風邪薬のCMが流れていますが、良く聞いてみるとそこでも「風邪の症状の緩和」とは言っても「風邪を治す」とは言っていません。つまり、いくら高価な風邪薬を飲んだとしても、市販の風邪薬では風邪は治せないのです。
 
(C) studiopure - Fotolia.comより
 
 ではどうすればいいのでしょう。やはり病院ですか?
 実は、風邪の症状を発症する原因にはウイルスを病原体と細菌を病原体とする、大きく分けて2種類があり、咳、のど、鼻の症状がバランス良く出るウイルスを病原体とする風邪ですと、このウイルスを退治できる薬はほとんどと言ってよいほどないのです。ですからこの場合は病院に行ってもやはり治してもらえません。

もう一つの細菌を病原体とする風邪の症状の時ですが、咳や喉の痛みなど一つの症状だけが続くといった状態だと、本当は「風邪」ではなく肺炎かもしれません。この場合は抗生物質で治療が可能です。

 ではどうすれば風邪は治るのでしょう。

 それはご自身の体が治してくれるのです。外部からのウイルスの侵入に対し、鼻水や咳をすることで外部に排出し、侵入してしまったウイルスには発熱によってウイルスを弱らせ、更に体の抗体が働いて攻撃してくれるのです。

 ここで疑問に感じることがあります。市販の風邪薬は鼻水クシャミを抑え、熱も下げてくれるのではなかったでしょうか。そうなのです、実は、風邪薬は風邪の症状による辛さを抑制してはくれますが、逆に自分の体が風邪を治すために頑張っているのを邪魔しているのです。

 製薬会社は自社製品を売るのが目的ですから、決してこのことを消費者に伝えることはありません。

 風邪をひいてしまうと辛くなるのは当然ですが、風邪を早く治したいのであれば、多少辛くとも風邪薬に手を出すことなく、発熱を助ける生姜湯を飲んだり体の抗体の活動を助けるビタミンCやEが含まれる食品を摂取するほうが一番効果があるようです。
 

SELFYより


 私達の身の回りの常識と思われていることには多くの間違いがあります。そしてその中には故意的にしくまれたものも存在します。

 私達は普段から、身の回りに飛び交う様々な情報を鵜呑みにすることなく、自分自身で考えて行動していきたいものです。