2013年09月22日(日)
Sibelius 7 は,楽譜形式の楽譜製作ソフトですが、シーケンスソフトを使い慣れていない私のようなものにとっては、見慣れている楽譜に直接入力することができ、また簡単な操作ばらばほとんど視覚的に行うこともできる、重宝するアプリケーションです。とはいえ、テクニックを要することとなるとやはりマニュアルに頼らざるを得ませんが、このマニュアルとなると実に分かりづらく理解に苦しみます。
さて、今回、初めてこのSibelius 7 を使った作曲に挑戦し、何とか仕上げることができたものの、簡単であるはずの反復記号でもたつき、しかもその方法がマニュアルやwebサイト上でも探すことができなかったので、ここに記しておきます。
今回私が作曲した歌曲の演奏順序は下記の楽譜に記されているように、「1 → 2 → 3 → 4 → 5 → 6 → 3 → 4 → 5 → 6 → 7 → 8 → 3 → 4 → 9 → 10」といった順番で、最初の「3~6」までの繰り返しは「記譜」タブの「小節線」の中から選ぶことができます。
一度繰り返した後、そのまま「7~8」の間奏へと続き、そこから再び「3」へと戻るためには、「8」の小節の終わりにD.S.(ダルセーニョ)を貼り付け、「3」の小節の最初にセーニョ記号を付ける必要があります。
まず戻り開始点である「8」の小節の区切り線をクリックしてから、この場合は「記譜」タブではなく「テキスト」タブを開き「スタイル」の中にある「共通」から「リピート(…coda)」を選びますと、その区切り線の辺りに入力線が点滅しますので、controlキーを押しながらそれをクリックします。すると下図のような反復記号類が表示されますので、その中からこの場合「D.S.al Coda」を選びますと、そこへその文字が記されます。


次に「3」の小節の最初にセーニョマークが必要となりますが、これも上記と同じ方法で簡単に記すことができます。
さて、次が問題のCodaを使用して小節間を飛ばす方法ですが、Sibelius 7 では同じ方法でただコーダマークを付ければ飛んでくれるというわけではありません。飛び元である「5」小節の頭には先ほどの方法で出てくる選択肢の中から「To Coda」を選べばいいのですが、飛び先となる「8」小節の終わりには、なぜかこの選択肢には存在していないのです。本来ならばコーダマークを貼り付ければ飛んでくれそうなものですが、このSibelius 7 ではそうしてはくれないのです。
さて、試行錯誤の上私がたどり着いた方法というのが、上記の「テキスト」タブから選んだ「リピート(…coda)」にて点滅する入力線の点滅の際、そこに記号や文字を貼り付けるのではなく、直接「Coda」と文字をコマンドのように入力する方法です。
図では「Coda」の文字の前にコーダマークも記されていますが、これは分かりやすいようにシンボルマークだけを後で別に貼り付けただけのもので、このマークだけでは機能しません。
反復記号だけを使った繰り返し方法はどなたもすぐに分かると思いますので省略させていただきますが、それにしても、よく使うはずのコーダをこのような方法で手入力しなければならないのは不思議です。どなたか別の方法をご存じの方があれば、それを教えていただければ幸いです。
以下にメーカーサイトの解説がありますので併せてご覧ください。
いずれにしてもSibelius 7 では、記譜に使用する記号類で演奏に反映されるようにするには、「記譜」タブの「ライン」で示されるプルダウンメニュー以外は、「テキスト」タブの「スタイル」をクリックして示されるプルダウンメニュー内の「発想記号」「テンポ」「テクニック」など、自分が望んでいる種類の、例えばテンポに関する記号を入れたければ、譜面上のそのテンポにしたい部分をクリックしてから「テンポ」を選択し、controlクリックで選びたい種類がなければ譜面上に点滅する入力線にそれを直接入力する、つまり早さを「Slow Waltz」にしたければそのままSlow Waltzと入力すればいいようです。
コンピューターに多少詳しい方ならばお分かりでしょうが、要するにこのSibelius 7 の「テキスト」タブにある「スタイル」はコマンド入力の要領に近い感覚です。
リファレンスを読み返してみると、確かにそれらしきことは書いてはありますが、私を含めて初めてSibeliusを使用する人がそれを読んで理解できるとは思えません。もう少しその点を考慮していただきたいものです。