メキシコシティ、イスタパラパの郊外には、サンタカタリナという地域があります。

サンタカタリナは山の上にあり、水道管が通っているものの、ひどい水不足に

苦しめられています。


イスタパラパでは、水不足がメキシコシティで最も深刻と言われており、イスタパラパ

政府は給水車で水を配っています。


UAMI大学と一緒にサンタカタリナ地域の小学校・中学校でのプロジェクトを進めています。

学校の校長先生にアンケート調査を行ったところ、全員が水不足で困っていると答えました。

水不足で不衛生なため下痢、肝炎、などの病気が発生しているそうです。

いくつかの学校では、水不足のため学級閉鎖を行ったとのことです。



28日からハラパで雨水利用システムの設置を行いました。

事前調査で選出した3軒の家(ドン・ペドロの家、グアダルペの家、グロリアの家)

で行いました。


設置にはUAMIで学ぶ津田塾大学の留学生2名、マルコアントニオ、ドン・ペドロ、ダゴベルト達が

従事しました。


ドンペドロの家は、段ボールに塗料を塗った屋根であるため、トタンを綺麗に並べて新しい屋根

を作りました。また、雨どいを作り貯水槽を設置しました。ドンペドロの家では、ファーストフラッシュ、

沈殿槽は作らず、雨水は直接貯水槽に入ります。貯水槽の蛇口からバケツに水を汲み、日本ポリグル社

の凝集剤で水をきれいにします。ドンペドロは、とても喜んでいました。「古い貯水槽に水を貯めてお風呂

に入りたい」と言っていました。


グアダルペの家には、玄関の前に天然の下水口があります。雨が降ると下水があふれて家に浸水して

しまうそうです。雨水を集めること、家を浸水させないことの2点に気をつけて設置を行いました。

設置したその日からさっそく貯水槽に水を溜め、フィルターを使ってくれました。設置を終えた日の夕方には

洗濯し終えた服がたくさん干されていました。さらに夜に訪れると、近所の人達が集まり、グアダルペの家

で水を汲んでいました。とても喜んでくれました。


「グロリアの家は傑作」(マルコアントニオ)

設置従事者もとても楽しんで作業を行っていました。家族も大喜びでご飯を作ってくれたり、飲み物を

用意してくれました。アントルチスタの人々も現場を訪れ、「いいプロジェクトだね」と言ってくれました。

近所の人たちが沢山見学に訪れました。自分の家に設置を希望する人、職業訓練を希望する人であふれ

ました。みんなで食事をして、暗くなっても話は尽きませんでした。名残惜しくコロニアを去りました。


今晩DFに帰ります。