ベルキン Thunderbolt3 Dock Core | S君のおうちホームシアター

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以前から、私の環境では、有線LANだの、光ファイバーだの、Wi-Fiだのとアレコレ導入してきましたが、これじゃない感があり、しっくりこなかった。



そして、近年は10GビットイーサネットやWi-Fi6といった規格の台頭により、ネットの高速化もあって現行の我が家のネットワークシステムでは運用において難しい時期に差し掛かっておりました。



そんなある日のこと、Thunderboltが3から4へと刷新されることが判明。



Thunderbolt4では、通信速度こそ3と同じ伝送速度は据え置きしたものの、PCIe速度は3では16Gbpsだったのが、4では32Gbpsにスピードアップしたことにより、USB同様にハブを搭載することが可能になった模様です。



Thunderboltはインテルとアップルが共同開発した規格で、Mini DisplayPortとの下位互換性を持たせるためにプラグ形状はMini DisplayPortを採用。Thunderbolt2では伝送レートの高速化を図ったものの、ほぼ同時期に登場したUSB3.0の普及で、USBに大きく水を上げられた格好となりました。



これに危機感を持ったインテルは、最も普及しているUSBとの共存共栄をすべく、プラグ形状は登場したばかりのUSB-Cを採用し、USB規格にも対応したThunderbolt3を発表したのでありました。



そうした一連の流れや、アップルがApple Siliconへの移行を発表したこともあり、Thunderbolt4が登場したタイミングで、ネット接続の結線をLANケーブルからThunderboltケーブルに変更してしまおうという私が何年も前から温めた構想を実現させようという運びとなりました。



それに先駆けて、2019年にiMacとMac ProのダブルのLate 2013モデル同士をThunderboltケーブルのみでThunderboltブリッジによるLAN接続を敢行。



次に行うのが、Mac miniとネット接続する有線LANをThunderboltでやろうということになります。そこで、購入した製品はベルキンのThunderbolt3 Dock Coreでした。



Thunderbolt3 Dock Coreは低価格で持ち運びできるThunderbolt3ドックというコンセプトで開発された製品で、最大の特徴はバスパワーとセルフパワーの両方に対応している点。



これにより、クソでかいACアダプターが不要で、セルフパワーによってノートパソコンへの充電にも対応しています。



一方で、Thunderboltケーブルが本体に直付けで短く、デイジーチェーンに使うThunderbolt3端子が無い。つまり、Dock CoreはボッタクリディスプレイことPro Display XDRと同様にデイジーチェーンの終端に接続する製品となります。



デイジーチェーンは、周辺機器を数珠繋ぎすることによって機器の連携を図ることが可能な機能ですが、一つのPCで周辺機器と接続して動作が安定するのはせいぜい2〜3台くらいまでなので、終端に接続する製品は基本的にPCを繋ぐのが基本です。



しかし、コアを持たない周辺機器をデイジーチェーンの終端に接続する場合は、終端機器へ直接クロックを送出する必要性から、別途AppleTVが必要です。



Dock CoreやPro Display XDRのようなデイジーチェーンの終端機器は、AppleTVと接続出来るか否か、ホスト側から有線LAN接続されたAppleTVを認識出来るか否か、それだけで良し悪しが判断出来ます。



つまり、これらの終端機器は、AppleTVが接続出来ない時点でゴミだということです。



少なくとも、Dock Coreはギガビットイーサネット端子が搭載されているのでダメではないです。



しかしながら、Mac miniからは、USB 10/100/1000 LANでの接続と認識されます。そして、Dock CoreはAVB/EAVモードには非対応であることが判明😱



ネットで調べたところ、他のThunderboltドックもイーサネット端子に接続するとこのような状態になる模様です😅



これじゃあUSB-C LANアダプターと変わらんじゃないですか?ベルキンさんよ😡



USB-Cの機器との大きな違いは、Thunderbolt3では2台の4K映像出力と8K映像出力に対応している点、接続がPCIeという点になるのですが、USBのバージョンが上がれば、Thunderboltの優位性が消えてしまいます。デイジーチェーンの終端機器だから尚更。



Dock Coreは良くも悪くも、安かろう悪かろうな製品です。が、MacBook ProとかAirとか、iPadあたりと組み合わせて電源が無い環境下で使用することで



大きく化けます🤩



バスパワー対応だから、Thunderboltドックの欠点である電源確保の問題を解消出来ますからね。



それから、バスパワーかセルフパワーかについてですが、セルフパワーの方が動作が安定しやすく、音質も若干向上してくれます。



Thunderboltドックがどういうものなのか、という教材費として使うなら悪くはないかと。持ち運びも出来るし、AirMac ExpressやAppleTVの触媒接続することが出来ますからね。



だがしかし、AVB/EAVモード非対応という欠点が判明した以上、ケーブル接続が厄介である以上、コヤツを我が家のシステムには正式に採用しませんでした。