【連載小説】第一章「春」~その5~ | 恋活・愛活のツボ ~ココロ澄ましてHappyDays~

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恋活=恋愛するための活動、愛活=本当に愛し合うための活動、に欠かせないポイントを、ココロの方面から書いていきます。

  第一章「春」~その5~


結子は律儀な性格だったから、メールが来たら必ず返すようにしていた。
メールが来ても返さないとか、無視するということが、結子にはどうしてもなじめなかったのだ。
友人の中には、興味が無い人からのメールは返さないという人もいたが、結子は必ず返すようにしていた。


奥村からのメールも、同じだった。
特に自分から用事があるわけでもないが、向こうからメールが来るので返していた。
こちらが返すと、また向こうから来るので、また返した。
そうやって、気がつけばメールボックスは彼のメールが結構な数になっていた。
決して一日に何通もくるという訳でもないが、恋人がいない結子にとって、今一番多くメールしているのはなぜか奥村だった。


世間で言うような、メル友とか不倫とか、そういう感情はまったくなかった。
ただアドレスを聞かれたから教えて、向こうからメールが来るから返しているだけだった。


ただ少し。
ほんの少しだけ。
奥さんがいる男性と頻繁にメールするのは、少し変かな、と思わないでもなかった。
そう思いながらもどう断って良いのかも分からず、そもそも断るべきものとも思えなかった。
別に職場の別の男性達がキャバ嬢と交わしているメールのような内容を一切含まないので、変に「もうメールしてこないでください」などと言った方が、おかしな誤解を受けるような気がして、ずるずるとやりとりを続けていた。


そうして今日も奥村からは、返信に困るメールが届くのだった。


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いつもありがとうございます。
しあわせになりたいあなたのピアカウンセラー 秋さくらです。
この小説「恋愛依存症の抜け出し方」は連載となっております。
第一話はこちら
http://ameblo.jp/ac-akisakura/entry-10762695389.html
あなたの心に、光が届きますように。。。
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