こんにちは

このところ本当に没頭していました。

レポートに。

アメリカ文学 いわゆるアメリカン・ルネサンスの作家

の一人ナザニエル・ホーソンの緋文字についての

レポートを提出しました。どうにか(^_^;)

同時にイギリス文学 ハーディーのJude the Obscure 

「日陰者ジュード」 に関するレポートも・・・

と思って根を詰めていたら、目が霞んできて、頭が

ぼ~~っと。(常にそんなもんですが)

もう少し練ってから提出と決めました。もう今年卒業

の見込みはサザエさんの磯野波平さんの毛髪の数

よりも少ないですが・・・もう少し頑張ってみようと思います。

今の自分のことを思うと「今までの私は忙しくなかった」

と思えます。あまりに光栄な程にお仕事を狂喜乱舞的

に頂き、ここまで来るとかえって開き直ることができます。


さて、話しを戻します。「緋文字」のホーソンという人は

イギリスからピューリタンが移民してきたボストン(セイラム)

出身の人です。先祖は敬虔なピューリタン(聖書の教えに厳格)。

彼の2代目の先祖が魔女狩り(witchcraft trials)で

糾問(きゅうもん)処刑に関わった・・・という暗い血脈を持ちます。


「緋文字」はそのような厳格なカルヴィニズムを背景にする

移民直後のボストンが舞台です。

厳格な教義に則った聖職者とヘスターという既婚者の間の

姦淫(Adultery)を裁くさらし台を舞台として物語は始まります。

「誰が父親か言いなさい」という聞き役をその牧師が担当し

牧師が「正直に言いなさい」と高いバルコニーから赤ん坊を

胸に抱く女性ヘスターに問う最初の場面。 


結局、牧師は長い間「自分が父親だ」と告白できずに自分を

痛め続け、女性は一生衣装にAdultaryのAの文字を貼り付け

て過ごす。・・・このように物語は進んでいきます。



アメリカン・ルネサンスはアメリカで最初の本格的国民文学です。

特徴は内面に訴える。

このようなことからいろいろなことを考えておりました。

宗教とは何か? 幸福とは何か?  生きるとは?

レポートのためではありますが、このようなことを考える

ことができて本当に「大変・・・だけど幸せ」という

「痛気持ちいい」なんていう

サディスティックな自分に出会いましたです(ノ´▽`)ノ


さて、私のレポートの結論は「荘子」です。

「荘子」(福永光司著) 「胡蝶の夢」で有名な荘子の考え方が

一番自然でした。この本の序説に

「人間がもし生命の安らかさを最上の価値とするならば

生きている混沌を生きている混沌として愛するがいい」(19)


幸せを求めて宗教という形でそれを具現化しようとした者


たちがいる。幸福を求めて愛する人間を求めた男と女がいる。


しかし、この世は泡沫でありその泡沫の中で幸福を求める


ためにはこの序説の言葉が一番私にはわかりやすかった。


です。。。



こんな感じです・・・