やきもち
あひるちゃんが勤めていたお店は、その昔は伝言板上で
姫とやり取りが出来たのでそれもまた楽しかった。
僕はいつもあひるちゃんと遊んだ後にはお礼も兼ねて少し
メッセージを書き添えるのだが、この日のメッセージにあ
ひるちゃんが激しく反応した。 それは後日お店に行った
時に分かったのだが、バレンタインのチョコを忘れる位の
あひるちゃんが僕にやきもちを焼くその女心が今一つ分か
らない。 前回遊んだ後伝言板に、
「あひるのお散歩、渋谷、青山、六本木」
のタイトルで あひるちゃんの出没しそうな所を書いて
「僕はもっぱら最近は曙町辺りをぐ~るぐる」
と単純に仕事でその辺りに行くことが多かったのでそう書い
たのだが、それを見たあひるちゃんは、
「よっちゃん、どんな女の子と遊んでるの?」
「おっ〇い大きい女の子が好きなんでしょ!」
「フ〇コちゃんで遊んでるんでしょ!」
「ボーイング〇〇!」
と具体名を出して激しく僕を攻めたてて僕を慌てさせるあひる
ちゃんなのだった。 僕は気に入った姫以外に遊ぶことは無い
のだが、たじろぐ僕にあひるちゃんは、悲しげな表情で僕を
言葉で責めながら 【わたしのほうがいいに決まってるでしょ】
と手とお口を激しく上下させてしまうのだった。
つづく