おいしくなあれ
ある日のこと、あひるちゃんが料理を作って美味しく
食べたとトピックスにUPされていたので、早速あひ
るちゃんに、 「料理なんてつくるの、 しないでしょ」
と尋ねた。 「若い頃はね」 とあひるちゃん。
「今は自分で作っているの」 と言いながらもその当
時、きっと自炊していたはず。 料理の苦手な人が
自炊なんて考えられないので。
こんなに大変な仕事で忙しいのに、かつ別の仕事も
して三匹のワンコを面倒を見ているあひるちゃんは、
しっかりと自分のために料理を作って食べる素敵な
女性なのだった。
「あひるちゃんの料理食べたかったな」
「何言ってるのよっちゃん!」
「マツタケ料理してあげたでしょ!」
と、旬にはまだ早い僕のマツタケを料理をしてくれた
あひるちゃんなのだった。
「おいしくなあれと思って作ったから、よっちゃんの
マツタケ美味しかったの」
「ぼ、ぼくにも何か食べさせて・・・」
「よっちゃんには何もないの」
「えっ!」
「でもよっちゃん、気持ち良かったでしょ!」
「ぼ、ぼく何も食べてないけど・・・・・」
無言のあひるちゃん。。。
こうして今日もまた二人の会話はギクシャクして
噛み合わないのだった。
そして、おいしくではなく、「おおきくなあれ」 の
間違いではなかったのかとあひるちゃんに問い
質したい僕なのだった。
