スレンダーなお姉さん
例によって 【ネット検索を駆使して】 と言う程で
も無いが、また気になるお店が僕に 「おいで」 と
手招きをしているのに気が付いて応じただけのこと
だった。
市外局番も珍しいそのお店は緑色のホームページの
色彩も珍しいが、いやらしい感じはせず女性を対象に
したエステ店ともとれるような、まあ素敵な作りだった。
僕が興味をそそられたのは、○○○○トとおよそ聞き
覚えの無い施術を謳っていたからに他ならない。
料金は競合店と比べてやや割高だが何とも僕のヘン
タイ心をくすぐるような、しないような曖昧さだったので
突撃するしか無い! 論より証拠とばかりに僕の本能
は過敏に何か感じ取ったようだ。
それは二年程前の台風が異常接近している8月の後半
のことだった。 初回から指名で入ることもあるが今回
は未体験のワクワク感もありフリーだ。 突撃を決心し
たならば槍が降ろうが行動するのが僕の流儀だ。
平日の午後、台風直撃だから空いていると予測した僕
は、
【誰も来ないだろ!】
当然の如く簡単に予約が取れた。
と言うより平日の午後は何処のお店でもそんなに混ん
でいなと思うが。
何処のお店へでも行く際には何時もの通り指定された
マンションの下から電話を掛けて部屋番号を聞き、部屋
番号を押してエレベータに乗って部屋のチャイムを押す。
「いらっしゃいませ。 お待ちしておりました」
と少し日に焼けた感じのスレンダーでお店の衣装と思
われる黒のタイトミニのワンピースを着こなしたショート
カットのA倉さんがトーンの低い落ち着いた声で僕を迎
えてくれたのだった.。
つづく