どうしても行きたいところがあった


伊勢神宮である

そう、お伊勢さんだ

先日やっと念願叶って行くことができた
本当は一泊二日でゆっくりと回りたかったのだが、仕事の関係で日帰り旅行になってしまった

その日はあいにくの曇り空だった
車を運転して高速道路にのって伊勢湾岸道へ
横目で名古屋港やレゴランド、長島スパーランドを見ながらひたすら伊勢を目指した

やがて周りの景色が山の中を走り続けて2時間半ほどして伊勢西ICで降りた


まずは下宮から参拝しなくてはならない
平日だったこともあって下宮の駐車場にはスムーズに停めることができた

やっとお伊勢さんに来ることができた

江戸時代には「 一生に一度は行きたいお伊勢さん」といわれたお伊勢さんである
江戸から伊勢までいったいどれくらいの日にちを掛けて人々はやってきたのだろう

そんなことを考えながら大きな鳥居をくぐり抜けた




下宮は正式には豊受大神宮 ( とようけだいじんぐう ) といい豊受大御神 ( とようけのおおみかみ ) をお祀りしたところだ
豊受大御神は天照大御神 ( あまてらすおおみかみ ) のお食事を司る神として伊勢に迎えられた
また、あらゆる産業の守り神でもある

参道は白い玉砂利が敷き詰められていて広く正宮まで長く続いていた
周りには大きな木が沢山立ち並んでいて森の中を歩いているようだった
第ニの鳥居をくぐると更なる聖域に入っていくようだった
鳥居というものは一種の結界のようなものかもしれない

やっと正宮についてお参りした
正宮では個人の願いごとをしてはいけないのだそうだ
日々の感謝とお礼をするものだそうだ

それにしても
今まで行った神社仏閣とは違う雰囲気に驚いた
独特の社殿はまるで神話の世界を再現したようだ

正宮を参拝してから別宮である多賀宮 ( たかのみや ) をお参りした
願いごとはここでするのだそうだ


下宮の参拝を済ませるとお腹が空いてきた
近くの店で食事をすることにした




昼ご飯はアワビとイクラの釜めし御膳にした
アワビが柔らかくて美味しかった

腹ごしらえを済ませて、いよいよ内宮へと向かった
内宮までは車で15分程だった
内宮周辺の駐車場は満車で少し離れた駐車場にやっと停めることができた
平日でこの混みようなのは驚いた

五十鈴川に架かる宇治橋を渡り正宮を目指す
いよいよだ
八百万の神々の最高位の天照大御神 ( あまてらすおおみかみ ) にお参りできるのだ
なんだか緊張した

内宮の参道はまるで深い森に入っていくようだ
古い歴史を感じる
遥か彼方の時代からどれだけの人がここを訪れたのだろう
江戸時代には行きたくても行けない人が犬に託してお伊勢さん参りをしたという
信じられない話だが本当にあったそうだ

とにかく参道横の巨木が目を引く
両手で抱えきれない大きな木が沢山立っている
長い道を歩いてやっと正宮に着いた
石段を登り板垣の内側でお参りする
ここでも個人的な願いごとはしてはいけないそうだ
日々の感謝の気持ちをお伝えした

正宮の参拝を済ませると別宮の荒祭宮 ( あらまつりのみや ) で参拝
ここで個人的な願いごとをする

何をお願いしたかは内緒






参拝を済ませるとおかげ横丁を散策した
ここは江戸時代の雰囲気を再現した飲食店や土産物が沢山並んでいる場所だ
凄い人達だった
一日中いても楽しめそうなところだ


ところで僕にはどうしても行きたい別宮があった

それは月読宮 ( つきよみのみや ) という別の場所にあるところだった
ここは天照大御神の家族が祀られているところなのだ

月読宮は車ですぐのところにあった
内宮の賑やかさとは無縁のようにひっそりとして参拝者もほとんどいなかった





月読宮には月読尊 ( つきよみのみこと ) 
は天照大御神の弟で月の神様である
伊弉諾尊 ( いざなぎのみこと ) はこの世に生まれた初めての人の形をした男の神様である
伊弉冉尊 ( いざなみのみこと ) はこの世に生まれた初めての人の形をした女の神様である
古事記によれば伊弉諾尊と伊弉冉尊によって日本という国が生まれ
八百万の神々が生まれたのだ
その国作りの途中で伊弉冉尊は火の神を産んだ時に酷い火傷を負って黄泉の国に行ってしまう
それを悲しんだ伊弉諾尊は黄泉の国に迎えに行くが思い叶わず帰ってくる
そして禊をした時に左目から生まれたのが
天照大御神であり
右目から生まれたのが月読宮であった
更に鼻からは建速須佐之男命 ( たけはやすさのおのみこと ) が生まれた

つまりすべての神々を生んだ最初の神様が
伊弉諾尊であり伊弉冉尊なのだ

ここにはそんな重要な3人の神様が祀られているのだ


心を込めてお参りして
これでやっと念願だったお伊勢さん参りが終了した


清々しい気持ちで帰路についたことは言うまでもない


また時々来たいなぁと思った
今度はもっと余裕を持ってゆっくりとまわりたいものだ。
















仕事帰りに久しぶりにTUTAYAに寄って
何枚かCDを借りてきた

秋の夜長に早速その中から
大瀧詠一のベストアルバムを聴いた


自分にとって大瀧詠一は別格ともいうべき音楽家だった
彼のような音を作り出すアーティストは唯一無二と言ってもいい


ドン  マックリーンが「アメリカン  パイ」の中で
バディ  ホリーが飛行機事故で亡くなった時のことを「音楽が死んでしまった日」だと歌ったが

僕にとって大瀧詠一が亡くなった時は
まさしく「音楽が死んでしまった日」だったように思う


そんなことを思い出しながら彼の歌声を聴いていた
やはり何度聴いても素晴らしい声だと改めて思った
その中の一曲





街角にぼくはひとり
ぽつんと佇み
ビルとビルの隙間の
空を見てたら
空飛ぶくじらが
ぼくを見ながら
灰色の街の空を
横切っていくんです




あっこの曲!


本当に何十年ぶりに聴いた曲だった


そうだった
僕はこの曲をきっかけに大瀧詠一を知り
彼の音楽を聴くようになったのだ



彼の音楽を教えてくれたのは
酒場で知り合った女の子だった 


恋愛話をするうちに彼女が妻子持ちのサラリーマンと付き合ってると言う話をしてくれた
「不倫かぁ〜、それって良くないんじゃないかなぁ」

「うん、まあね、分かってるんだけど彼が可愛いくてしょうがないの。わたしとデートしてる時でも、ばれたらどうしようってビクビクしてるの。そこがまた可愛いくて」


女心というものは不思議なものだ
僕にはちょっと理解できない

彼女は特別美人というわけではなかったが
そこそこ可愛くて
わざわざ不倫などしなくてもすぐに彼氏ぐらい出来そうだった

恋愛話はやがて好きな音楽の話になり
更に盛り上がった

彼女はバッグから一本のカセットテープを取り出した

「これね、わたしの好きな曲をいっぱい入れて作ったカセットなの。聴きたい?」

「うん、聴きたい。どんな曲が入ってるの?」

彼女が説明してくれた曲はほとんど僕の知らない曲だった

「その、空飛ぶくじら、って面白そうな曲だね」

「うふふ、この曲にはね、わたしの思い出がいっぱい詰まってるの」

「彼との思い出かい?」

「そうじゃないよぅ、わたし高校生の時に缶詰め会社でアルバイトしてたんだ」

「缶詰め会社のアルバイト?それは面白そうなバイトだね」

「バイトは面白くないけど、一緒に働いてたおばちゃん達がいい人ばっかりでね、お昼の休憩の時間にみんなで持ってきたお菓子を分け合って食べるの。楽しかったなぁ」

「それがこの曲の思い出?」

「そうそう、仕事中に窓から見える外のビルをよく見てたの。そうするとこの曲が頭の中を流れて、あのビルの間にくじらが飛んできたらいいなぁ、っていつも思ってたの」

「君はいい娘だね」

「えっ、なんでぇ?」

「なんとなくそう思ったんだ」

「ふふっ、変なの」

「君と話してると楽しいよ」

「このカセット貸してあげる。今度会った時にまた返してくれたらいいから」

「ありがとう、楽しみだよ」



彼女から借りたカセットテープは
帰ってすぐに聴いた 
その中には大瀧詠一の
「A面で恋して」
「いとしのカレン」や
吉田美奈子の
「夢でもし逢えたら」
などが入っていて、聴く度にお気に入りになっていった


それからしばらくして
彼女に何度か逢ってカセットを返した 

「ありがとう。このカセット凄く気に入ったよ。大瀧詠一って最高にいいね」

「吉田美奈子の、夢で逢えたら、っていう曲も大瀧詠一が書いたんだよ」

「そうなんだ。この曲は前から聴いたことがあったよ。大瀧詠一の作る曲ってなんかロマンチックだよね」

「そうなのよ!分かってくれて嬉しいなぁ。だからわたし大瀧詠一が好きなのよ」


そんな感じで盛り上がった



ある日彼女がポツンと

「あのね、わたし彼と別れたの」

「そうなんだ」

「うん…」


僕は聞きたい事がいっぱいあったんだけど
黙って、ただただ彼女と酒を飲んだ…





彼女との思い出はそこで途切れている



結局恋愛には発展しなかったのだ

ただ彼女は僕に大瀧詠一の素晴らしさを教えてくれた




もうじき12月になる
この月にこの世を突然去ってしまった
12月の旅人

あの人とは
もう二度と会えない











ちょっと古いですが
素敵な映画でしたね

DVDで観たのですが
とても面白かったです

始めは男の子と女の子の中身が入れ替わるという話だったので
コメディなのかな
と思って
大林監督の「転校生」のような映画なのかなって思ったのですが
なんの為の入れ替わりなのかが段々と分かって来て
観ていて引き込まれていきました

とても感動的な映画で
特に主人公の三葉の一途な想いが強く心に残りました


この映画の中で重要な要素にタイムリープというテーマがあると思うのですが
この映画では今までの映画では異端とされるような描き方がされてるなぁと思いました
今までのSF映画ではタイムリープ
つまり時間をさかのぼって過去に来た場合でも
決して過去の歴史は変えられない
というのが暗黙の前提だったように思います
過去を変えてしまうと歴史が変わってしまう
だから過去にさかのぼって過去を変えようとしても結局
歴史は変える事はできない

ところが、「君の名は」は過去を変えてしまった話なのです
これは非常に珍しいケースだと思います

ただ簡単に過去を変えてしまう事には
やはり抵抗があったのでしょうね
ここでは「神の意志」という事で問題を解決しているようにも思えました

その代償として三葉と瀧の記憶を消してしまったのでしょう


しかし、それでも消せきれなかった想いが
最後の感動を生んだように思いました


素敵な映画でしたね









何故、今頃「君の名は」なんだって?







君の名は?




君の名は?











根尾昂






内野手、大阪桐蔭高校


選択確定


中日ドラゴンズ  






おめでとうございます!








だって
「君の名は」の舞台の
岐阜の飛騨が産んだ
スターの
未来が決まりましたから。