永平寺を出て予約してある料理旅館まで一般道をひたすら走りました。
地図でみるとそんなに遠くないように見えるけど、結構ありましたね。
目的地は越前町です。
福井市を走っていて感じたのは、どこの市街地も風情が無くなってしまったなぁ、ということでした。
そこそこ大きな街にはユニクロがあって、スタバがあって、三菱UFJがあって…
街の個性が乏しくなってしまいましたね。
仕方ないことなんでしょうけど
街中を抜けて、海沿いを走り、山のくねくね道を走り
やっと目的地の旅館に着いたのは夕方でした。
狭い道沿いに立った少し年季の入った宿でした。
館内に入るとカニの匂いがしました。
う〜ん、いい匂い
カニの匂いが建物に染みついてるんですね。
通された部屋は3階で、窓のすぐ下はもう海でした。
いいなぁ、岩場の海水はきれいに澄んでいて気持ちいい眺めでした。
早速、風呂に入りました。
しかも天然温泉という嬉しいサプライズ。
ヌルっとしたアルカリ性の温泉に入って今日の疲れをとりました。
いや〜、気持ち良かった。
また明日の朝も入ろう。
部屋に帰ってのんびりしていると、
美しい夕陽が沈んでいくのが窓から見えました。
出かける時は本格的な雨だったのに夕方にはすっかり晴れて夕焼けまで見れるとは、
なんて幸運な日でしょう。
夕陽を見てるうちに夕食の用意が整いました。
待ちに待ったカニとご対面です。
茹でガニ、カニ刺し、刺身、焼きガニ、カニグラタン、茶碗蒸し、カニ鍋
どれも美味しかったですね。
カニの刺身のトロけるような甘さ
焼きガニのふっくらした柔らかさ
茹でガニのほんのり甘く口の中いっぱいに広がる旨み
幸せだ、幸せだ
もうお腹いっぱいになるまで食べましたね。
最後のカニ鍋の締めの雑炊は胃袋がギブアップする程でした。
至福の時間でした。
「蟹は料理人を選ばない」
という言葉があるそうです。
つまり、素材が既に最高だから、良い蟹を手に入れたら誰が調理しても最高の料理になるんだそうです。
確かに自分もそう思います。
食後はゴロゴロして友人と昔話を延々としました。
19歳の時、この友人を含めて4人で会った時に、突然いまから日本海までドライブしよう、と誰かが言いだして、そのノリのまま夜に車で出発して越前まで行った事がありました。
みんなあまりお金が無かったので、ひたすら一般道を走って、夜明けに越前岬に着きました。
ほとんど寝てないので近くの食堂が開くのを待って玉子丼を食べて、すこし寝かせてもらいました。
車に戻って少し仮眠してフラフラになって帰りました。
家に着いたのは夜の8時ぐらいでしたね。
若さゆえの無謀なドライブでした。
事故を起こさなくて良かったです。
いまとなってはいい思い出です。
そんな話をしてるうちに友人はイビキをかいて寝てしまいました。
僕は最近旅行に出るとなかなか眠れなくなってしまって、
今回もやっぱりなかなか眠れなかったですね。
やっと寝たのは3時過ぎだったでしょうか。
困ったものです。
つづく







