いつかわたしが死んだのなら
わたしの体は焼かないでください
わたしの体に重りをつけて
あの半島の海に深く沈めてください
わたしの体を魚達がついばんで
やがてわたしは骨になるでしょう
わたしの骨はバラバラになって
海底に沈んでゆくでしょう
長い月日をかけて
バクテリアがわたしの骨を食べ
わたしは海底の砂になるでしょう
わたしは海の一部になって
海流に乗って海を漂うことでしょう
わたしの記憶はだんだんと薄れ
すべてを忘れていくでしょう
いつかわたしを思い出したら
あの海に来てください
砂浜を歩き
靴を脱いで
海に入ってください
両手で海水をすくったら
そっとくちづけをしてください
その時きっとわたしは
思い出すことでしょう
あなたを生涯
愛し続けていたことを…
