街は人で溢れかえっている


ほら
道路だっていつもと違ってたくさんの車で渋滞している

誰もがクリスマスに浮かれて
恋人の待つ場所や
家族の待つ家に
急いでいる

僕だってその一人だよ


仕事を早く切り上げて
雪の降りそうな暗い雲を見上げて
冷たい風に思わず震えて襟を立てた

車の渋滞だって鼻歌まじりだったし
ケーキを待つ行列だって気にならなかった


あぁ だけど
君の一言は僕を凍らせた

クリスマス気分も
一瞬で吹き飛んでしまった


なんで君はそんな事を言うんだい

僕が君をいつ傷つけたって言うんだい

黙り込んだ二人の目には
美味しそうなケーキだって色褪せて見えている

街を彩るイルミネーションさえも
もう白黒にしか見えない


今年のイブは
ブルークリスマス

一緒にいたい夜なのに

今は一人でいたい



浮かれた人達の笑い声も
僕の心を虚ろにさせるだけだ

空に浮かんだ半分の月だって
まるで泣いてるみたいだよ


今年のクリスマスは
ブルークリスマス

こんな日は早く終わってしまえばいいのに


あぁ
クリスマスなんてもういらないよ。