街の天使僕たちを守り続けている天使を喜びと歓声とともに深い感謝で迎えたのは遠い昔のこといまでは誰も僕らの祖先が忘れずに抱いた恩を忘れてしまったそれでも天使は雨に打たれながら僕たちを見守ってくれている何の見返りも求めない彼の額や頬に空からはいつまでも雨が降っていた最後に僕が彼を見たのは今夜のような寒い真夜中だった煙るような霧雨の中で彼の頬をつたう雨は涙のように見えた