古事記によれば
この世に生まれた初めて人間の形をした男女の神は


イザナキの命(みこと)と

イザナミの命(みこと)であったと言われている


イザナミの命は
淡路島を始めに
日本の島々
八百よろずの神々を産み
国づくりをした


そして
火の神を産んだ時に
その炎で下腹部に大火傷を負って
死んでしまう


しかし愛するイザナミの事が忘れられ
ないイザナキは

死者の住むという黄泉(よみ)の国へと出かける


やっと黄泉の国に着き
「もう一度戻ってきて欲しい、そして私と一緒に国づくりを手伝って欲しい」
と呼びかける


イザナミは
「なぜもっと早く来てくださらなかったのです、私はもう黄泉の国のかまどで料理したものを食べてしまいました。でも、あなたの気持ちは分かりました、これから黄泉の国の神々に相談してみます。でも約束してください、それまで扉を開けて中を覗いてはいけません」


イザナキは約束したが
いつまでたってもイザナミは出てこない

イザナキはしびれを切らして黄泉の国の扉を開けてしまった

そこで見たイザナミは
腐った変わり果てた姿になっていたのだった


「なぜ約束を破って覗いたのか」
イザナミは怒り

恐ろしい形相でイザナキに襲いかかった

イザナキは必死の思いで逃げ

黄泉比良坂(よみのひらさか)
という所で
大きな岩で道をふさいで


この世とあの世を遮断した




イザナミは
「なぜこんな、ひどい事をするのです、もし、それがあなたの本心なら、わたしは、これから先、あなたの国の人々を一日に千人づつ殺します。」
と言った



イザナキは
「あなたが、それをするのなら、わたしは、一日に千五百人の子を産ませよう。千五百の産屋を建てよう。」
と言う


二人がこのような誓いを交わした為に
それ以降この世では

一日千人の人が死に
千五百人の人が生まれるようになった
という事だ





う~ん
女の神は怖い



それとも
会いに行きながら
変わり果てた姿に
恐れおののいて逃げた男が
勝手だったのでしょうか?



もしイザナキが根気強くイザナミが出てくるまで待っていたら



物語はもっと違う話になったのかもしれませんね。