私は氷の花


とても冷たく
はかない花



私は氷の花


色の無い花
悲しい花



みんなには
私が見えない



私はここに存在しているのに



あの人には
私が見えない


色の無い花だから




でも

私はみんなが寝静まった真夜中に

ほんの少しだけ色をつける



月の光を浴びて

星のまたたきに色どられて



静かにキラキラと輝き

ゆっくりと花びらを開く





そして


夜明けに


また花びらを閉じる







そんなはかない花



あの人は気づいてくれるだろうか


私が


あの人の為に咲いた花だという事を…