いつも近くにいるのが当たり前で

君がいなくなるなんて
夢にも思っていなかった



いつしか言葉を交わすようになった僕らは
一緒にいる事が当たり前で
頭の回らない僕は


君が本当はどうしたいのかを
考える事すらできなかった



君に出会う前の僕は
知らず知らずのうちに
味気ない毎日を
版で押したような生活を送っていた


君が現れて
この世界には
小さな事が喜びで
一つ一つのものに
きれいな色があるのだという
当たり前の事を
君は改めて僕に教えてくれた



君はいま遠くへ行こうとしている

僕が君にしてあげれる恩返しは何かないのだろうか

もしできるなら
どんな事でもしてあげる



でも
そんな僕の言葉に
君は寂しそうに微笑むだけだった



桜の花びらの散る頃に
君は僕の手の届かないところに
行こうとしている


僕の心の中には
君の本当の気持ちを大切にできなかった後悔が
花びらのように
舞い続けている



いつか
もう一度帰ってきて欲しい



あの桜がまた
満開に咲き誇る時に


君は
いつか
戻ってきてくれるだろうか…