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団扇でパタパタである。

先祖代々の団扇が
幾つかある。

の、中の白無地の
団扇に去年の夏、
暇をもてあそぶで
近くにあったサインペン
にて描き描きした。

宙に舞う魚ちゃん。
プクプク酸素さん、云々。

俄然にパタパタが
滅法、楽しくなり
倍速にギャンギャンと
風生みし者となった。

パタパタにギャンギャンで
揚句ほんのひと夏で
ボロボロになった。

何十年と先祖代々に
ゆるりゆるりと
大切に夏の風を
生んできた団扇である。

我が代にて一気
ボロボロになった。

先祖は子孫を選べない?
否、予想はしていたで
あろう。
と、今はパタパタは止め
じっと蔵入りである。

何事もほどほどの夏である。