![](https://stat.ameba.jp/user_images/1b/6c/10005444846_s.jpg?caw=800)
物の行方 >>
自分が長年使ってさんざお世話になってきたものたちが、
また新たに引き継がれてそれぞれに違う道にゆく。
執着心があるせいなのかもしれないが、ものに対する
気が強い。
夏大変にお世話になった青い扇風機 >>
電気線がぶちっと切れて動かなくなっていた。
猫の「あ」と取り合いまくったやつである。
治そう治そうと冬になり春になり
あげく引き上げとなったのだが・・
廃棄することにした。
落ち葉に埋もれていたアンチークの椅子 >>
座居部のばねがびよ~んと飛び出て
落ち葉をびろんびろんさせていたのを
えっこらと持ち帰り直しこれまた即効で
猫の「あ」の「DIko nou ine!/あたいの!」
と化した椅子。
これも廃棄。青い扇風機と共に。
>>>>>>
夜中住んでいるビルの前の路上ゴミ箱の横に
「ありがとな」と何度も何度も
祈るようにしておき去る。
で、近所のペリプテロ/究極箱形何でも
売り屋にタバコを買いに行って、
親父とブラブラブラと話し戻ること10分。
・・・・
ない。
いない。
・・・・
もう・・
やつらには2度と会うことはないが、それぞれにいる。
立派な哀愁はあるがそう思うとうれしくなった。
歴史である。
血脈みたいに細かく細かく分かれて、
自分のここでの11年のいろんな一会が
じゃこじゃこんと分かれてどっかに
繋がって続いていく。
感傷はいけないが・・・
へんな満足感がひしとわいてきた。
始まるんやな。また。
始まりにどきどきしてきた。
***** wrote at June 2005 in Athens.
今日>>
東京分のフィルム現像をしていたら
覚えのないフィルムが入っていた。
現実あんまりあってはいけない
シチュエーションであるが・・・
アテネのかつての部屋を写した1本であった。
そこに別れたものたちが元気よく写っていた。
皆、それぞれにいいドラマを築いていっているといいな~
と深心に願い思った。
水に濡れたフィルムの中に小さなコマの中に
確かに自分がいた。
スト カロ!!
- For good !!
and..............................................................39 .
*****at March 2006 in Tokyo.
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