いつも難しい顔をして近寄りがたい人がいました。

 

ある日、その人としっかりお話しする機会があり、

どうしよう、どうしようと思いながら必死に作った笑顔で話しかけたら、笑顔で返事が返ってきたのです。

 

その時、頭に浮かんだ言葉が

「人間関係は鏡。鏡は先に笑わない」

でした。

 

意味するところは単純で、鏡に映った自分の姿は鏡の中の自分と連動するということ。

 

つまり、難しい顔をした近寄りがたい人は私だったのです。

 

鏡に笑いかければ鏡の中の自分も笑う。

鏡の中の自分が急に笑いかけてきたらホラーですからね。

 

人間関係もこれと一緒です。

 

自分が相手に笑いかければ相手も自分に笑顔を向けてくれる。

自分が相手に優しくすれば相手も自分に優しくしてくれる。

 

相手から褒めてもらいたいし、優しくしてもらえたら嬉しいですよね。

だったらまずは自分が相手を褒めて、優しくしてあげたらいいのです。

待つよりよっぽど手っ取り早いですよ。

 

もし、相手が気に入らない態度を取ってきたら、自分の態度を見直してみてください。

自分の心のあり方が相手という鏡を通じて自分に返ってきているのですから。