
今回の「純米吟醸 姫蕨」の開発にあたって課題にしたのが、
・日本酒のオヤジイメージからの脱却
・女子だって辛口
・埼玉のお酒の良さを知ってほしい
という3つのテーマです。
ある時、知人が投稿した女子会日本酒ツアーのパンフレットの画像を見た時に、ふっとある思いが浮かびました。
おやじイメージの強い日本酒。
ところが、自分を含めたおやじ達を見回しても、飲んでいるのはほとんどが「ビール」「ハイボール」「サワー類」ばかり。
実際には、あまり日本酒を飲んでいるイメージがない。
優しくて繊細で食事に合わせやすい日本酒は、もしかすると女性にこそ好きな人が多いのではないかという思いです。
そこで周りの女性にリサーチすると、「私は辛口の方が好き」と恥ずかしそうに答える人が多いなと感じました。
店頭で女性が買いやすいタイプの日本酒のパッケージは、「甘口」「フルーティ」「スパークリング」ばかり。
全体的には確かにおっさんぽい柄のラベルばかりで、女性が太文字の墨書きのラベルなどをレジに持って行くにはなかなか抵抗があるのかもしれない。それが恥ずかしく感じさせる原因じゃないかということも見えてきました。
あぶらびは元々が文具やキャラクター雑貨、ドールなどを扱っている会社なので、女性の嗜好の多様性は経験として理解しています。
かつて、「女子文具」という言葉が出た頃に各文具メーカーはこぞってピンクのアイテムを乱発し、文具売場の一角がどビンクばかりの異様な状態になった時期がありました。
その後、商品開発にも女性の意見を取り入れていくことで、今の様に洗練されていったという経緯を見てきた目には、今の女性向けの日本酒はまさに女子文具初期の頃と似ている様に感じます。
そこで、今回の「姫蕨」については、ラベルデザインから中身の選定まで、自分以外は徹底して女性の意見だけを取り入れてみました。
ネーミングは、弊社が埼玉県蕨市にあるということもありますが、植物のワラビの種類の1つである姫蕨を採用しました。
残念ながら、姫蕨は蕨市では自生していません。
そして、こだわったのは、「ワラビの大人の葉」と「グリーンのボトルとのトータルイメージ」。
「ワラビ」のデザインというと比較的若芽のグルグル巻きのイメージが強いのですが、あえて大人の葉にこだわりました。
お酒であることと、しなやかで洗練された女性のイメージがする「大人の葉」を結びつけたくて、その点だけをしっかりとデザイナーさんにお願いしました。
中身のお酒そのものについても複数の女性にラベルイメージの無い状態でのモニタリングをお願いした結果、全員一致で今回の辛口の純米吟醸酒が選ばれました。
もちろん男性にも飲みやすい、スッキリとした昔ながらの純米吟醸酒です。
製造元は、埼玉県行田市にある横田酒造さん。
二百年以上の歴史があり、金賞受賞歴は県内トップクラスの酒造メーカーです。
昨年の夏に、横田社長に直接交渉をさせていただき、同時に税務署に清酒の通販のための資格用件緩和の申請をして、弊社の日本酒の販売体制を整えました。
横田社長には、新参者にもかかわらずしっかりとこちらの要望を汲んでいただき、「姫蕨」をプライベートブランドとして発売させていただくことができました。
「姫蕨」は、現在までほぼ男女同数程度の比率でお買い上げいただいています。
有難いことに女性の反響も本当によくて、料理とのカップリングやボトルとの写真など、ありがたい情報も沢山お寄せいただいています。
心から感謝です。
弊社と言っても1人の会社なので、恥ずかしながらまだまだ能力的に弱く、欠品が発生しやすい状況になっています。
その分、メーカー直送に近いコンディションでご用意できますので、ぜひお気軽にご注文をお寄せください。
※現時点では、最大で1~4日程度のうちにはご用意させていただきます。
ぜひ、埼玉の美味しいお酒「純米吟醸 姫蕨」を今後ともよろしくお願いします!



