「私の履歴書」vol.05 | セミリタイア(時々お仕事)晴耕雨読の毎日です。

セミリタイア(時々お仕事)晴耕雨読の毎日です。

セミリタイアし毎日が日曜日、ゆったりした生活を過ごしてます、私の経験からのお話、お役にたてれば幸い。時々、今の社会にひと言。

私が高校生の頃

私の父は

事業を起こし

とても忙しくしておりました


私は

何かにつけて

父に対し反抗的であり

(反抗期です)

家の中で

不安定な毎日を彷徨っていました


そして

父の仕事が軌道にのりだし

私達の生活は急に豊かになった時期で

いつのまにか広い家に引っ越し

私と妹にそれぞれに

自分の部屋が与えられたのです


私は

勉強が嫌いでしたが

成績はなんとか普通でした


3になり

受験を控えているにもかかわらず

私は

夏休みに

こっそりタバコを覚え

学校や親にはバレない様

(部屋の灰皿が綺麗になっていた事がありましたので、母は知っていたようです)

市の図書館に自習(受験勉強)に行く事を口実に食堂などでタバコをふかしていました

ただただ

大人への憧れの行動です


その様な行為で

「自分は一人前だ」と主張したくて

自我の目覚めだったのかもしれません


私の高校は

私服(制服もありましたが)で通える学校で

比較的自由な校風の学校でした

授業が終わると決まって

下校時にKくん(親友)と繁華街のゲームセンターや喫茶店に寄り道をしたものです


当時、ゲームセンターでインベーダーゲームが流行っており

私達は少ないお小遣いで

夢中になって遊んでいました


ある日

Kくんと二人でいつものように遊んでいると

Kくんが

「あそこの女子二人がこちらをチラチラ見てるぞ」

と私に云うのです

途中、Kくんと、色々やり取りがありながら

結局

私が勇気を振り絞り

(ドキドキしながら)

二人組の"お姉さん"(後にわかるのですが女子大生でした)に声をかける事となり

私は(覚えてませんがおそらく)

「これから、お茶でも飲みに行きませんか?」

それは、私の人生初のナンパ(死語かも)でした


すると、なんと

奇跡がおきたのです

(Kくんは結構男前だったからかも)


女性二人はすんなり

喫茶店に付き合ってくれたのでした

お姉さん

「君たち高校生なんだ」

素敵なお姉様方は

憧れの大学生


たわいもない話で

私達二人は終始ドキドキ

心臓が口から飛び出すくらい緊張していた事を覚えています


夢のような時間は

あっという間に過ぎ


お姉様方は

高校生の私達を気遣い

私達の分まで会計を済ませて

「大学受験!頑張ってね!」

颯爽と去っていきました。

(高3の大事な時期に私達はゲームセンターで遊んでいたのです、彼女達からすれば"馬鹿決定"です)


しかし、この経験は


後の私の中での女性像が


女性とは「賢く」て「素敵」で「カッコイイ」

存在だと


刷り込まれる事となったのです




そんなこんなで

遊び呆けた毎日を

過ごしていた私は


とうとう

そのツケを払う事になります



私にとって〈闇の時代〉が

始まるのです。